内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株

取引ルール

各市場のルール

  香港市場 上海市場 深セン市場
A株 B株 A株 B株
取引時間
(日本時間)
プレオープニング 10:00~10:20
前場 10:30~13:00
後場 14:00~17:00
クロージングオークション
17:00~17:10
プレオープニング 10:15~10:25
前場 10:30~12:30
後場 14:00~15:57
大引け板寄せ 15:57~16:00
プレオープニング 10:15~10:25
前場 10:30~12:30
後場 14:00~15:57
大引け板寄せ 15:57~16:00
注文受付時間
(日本時間)
前営業日18:00~17:05
(※1)
前営業日18:00~15:55
売買通貨 香港ドル 人民元 USドル 人民元 香港ドル
値段 単元株:指値のみ
単元未満株:成行のみ
指値のみ
売買単位 銘柄により異なる 100株単位
(売り付けは1株以上1株単位)
指値の単位 株価により異なる
香港市場の指値の単位
0.01元 0.001USドル 0.01元 0.01香港ドル
値幅制限
(※2)
なし(※3) 前日の引け値に対して上下10%
ST・*ST銘柄は上下5%
値付方法 価格優先時間優先
取引種類 普通取引のみ
決済日 約定日当日を含めて3営業日目
利用可能口座 特定口座、一般口座、NISA口座、ジュニアNISA口座

1、単元未満株は、サポートセンターに電話にて発注してください(発注当日 8:30~16:30)。

2、上海A株・深センA株の買い注文の場合、最良買気配より3%以上安い指値での発注は受け付けられません。 また、香港市場の場合、高すぎる買い注文や安すぎる売り注文は、システムで制限がかかります。

香港市場銘柄の注文値の範囲

3、香港市場のクロージング オークション セッションと、ボラティリティ コントロール メカニズム発動時は値幅制限が設けられます。

クロージング オークション セッションの値幅

ボラティリティ コントロール メカニズム(VCM)

お取り扱い休止日

国内休業日や中国市場の休業日は注文の受け付けを行いません。

中国市場の休場日は休場スケジュールをご確認ください。

休場スケジュール

上海A株・深センA株の取扱休止日は基本的には上海B株・深センB株と同じです。ただし、上海A株・香港株相互取引、深センA株・香港株相互取引では当日または翌営業日に香港取引所が休場する場合も取引できません。

年末年始・ゴールデンウィークなど休日が連続する場合、中国株取引に関する清算業務(売買代金の送金)ができないため、国内・現地市場の双方が営業日であっても中国株のお取り扱いを休止することがあります。その際は、当社ホームページ等で告知いたします。

香港株の指値単位

香港市場の銘柄は、価格帯によって指値の単位が異なります。下記の表をご参照ください。

下記の単位以外で入力されますと、注文がエラーとなります。

香港市場(HK$)
株価(HK$) 指値の単位(HK$)
0.01 ~ 0.25 0.001
0.25 ~ 0.50 0.005
0.50 ~ 10.00 0.010
10.00 ~ 20.00 0.020
20.00 ~ 100.00 0.050
100.00 ~ 200.00 0.100
200.00 ~ 500.00 0.200
500.00 ~ 1,000.00 0.500
1,000.00 ~ 2,000.00 1.000
2,000.00 ~ 5,000.00 2.000
5,000.00 ~ 9,995.00 5.000

香港市場ETF(HK$)
株価(HK$) 指値の単位(HK$)
0.01 ~ 1.00 0.001
1.00 ~ 5.00 0.002
5.00 ~ 10.00 0.005
10.00 ~ 20.00 0.010
20.00 ~ 100.00 0.020
100.00 ~ 200.00 0.050
200.00 ~ 500.00 0.100
500.00 ~ 1,000.00 0.200
1,000.00 ~ 2,000.00 0.500
2,000.00 ~ 9,999.00 1.000

注文値の範囲(当社の値幅制限)

注文値の範囲表示

注文時の参考情報として、取引画面内に注文値の範囲を表示いたします。

注文上限、注文下限は値幅制限のルールをもとに計算を行っておりますが、株価表示のタイミングや注文送信のタイムラグ等により表示されている範囲で発注されたとしても注文が「エラー」となる場合があります。

注文値の範囲

香港株の注文値の範囲(当社の値幅制限)

香港市場銘柄の注文値には制限があり、高すぎる買い注文や安すぎる売り注文はお受けできません。

以下の範囲外の注文を発注された場合は、注文受付後に「エラー」となることがありますのでご注意ください。

セッション 株式分類 時間
(日本時間)
買い注文 指値の範囲
(新規・訂正注文)
売り注文 指値の範囲
(新規・訂正注文)
プレオープニング 全銘柄 Stage1
10:00~10:15
直近終値比±15%
Stage2
10:15~10:30
最良買い気配>最良売り気配 ※¹
直近終値比-15%~最良買い気配 最良売り気配~直近終値比+15%
最良買い気配<最良売り気配 ※¹
直近終値比-15%~最良売り気配 最良買い気配~直近終値比+15%
前場・後場 全銘柄
前場
10:30~13:00
後場
14:00~17:00
・ノミナル値+10%
 売買基準値の9分の1
・VCM発動時
 VCM基準価格+10%
・売買基準値の9倍
 ノミナル値-10%
・VCM発動時
 VCM基準価格-10%
ノミナル値が0.5HK$以下の場合
・ノミナル値+20ティック
 売買基準値の9分の1
・VCM発動時
 VCM基準価格+10%
・売買基準値の9倍
 ノミナル値-20ティック
・VCM発動時
 VCM基準価格-10%

※¹最良気配とは「最も安い売り気配」と「最も高い買い気配」のことです。

取引開始前の注文は、取引日の9:55頃に価格チェックを行います。

直近終値は受注した時点における直近日の終値、または受注した時点にて該当銘柄が権利落ちまたは株式分割や統合などのコーポレートアクション実行となる場合、同情報が反映された終値です。

当日取引が無い場合、直近取引価格は通常直近終値となります。

指値がノミナル値の9倍から9分の1の範囲を超える注文は、注文受付後に「エラー」となります。

新規上場銘柄のみ、プレオープニングでの価格チェックはIPO価格の9倍から9分の1の範囲を適用いたします。

クロージングオークションセッションには、取引所での値幅制限があります。17:05~17:06は基準値段の±5%、その後取引終了までは17:06時点での最良買い気配と最良売り気配の間(基準値段:ザラバ最後の1分間で15秒毎に取得した5本のノミナル価格の中間値)

ボラティリティ抑制メカニズム(VCM)基準価格は、発動5分前の約定価格で、発動から5分間固定されます。

ノミナル値とは

直近取引価格を基準に、最良売り気配値最良買い気配値を考慮した値となります。直近取引価格の状況によりノミナル値となる値が変更します。

直近取引価格の状況 ノミナル値となる値
最良売り気配≧直近取引価格≧最良買い気配 直近取引価格
直近取引価格≧最良売り気配最良買い気配 最良売り気配
最良売り気配最良買い気配≧直近取引価格 最良買い気配
ボラティリティ抑制メカニズム(VCM)

価格の急激な変動を抑止するため、以下の条件で規制措置が行われます。

規制が行われる条件
  1. 5分前のリファレンス価格(約定価格)から、下記発動レベルを超える価格にて約定が付く注文が発注された時。
リファレンス価格(約定価格)5分前の取引価格をリファレンス価格(約定価格)とする
VCM発動レベルハンセン総合大型株指数構成銘柄はリファレンス価格±10%
ハンセン総合中型株指数構成銘柄はリファレンス価格±15%
ハンセン総合小型株指数構成銘柄はリファレンス価格±20%
規制の内容
  1. 規制が行われる条件で受けた注文は失効となります。
  2. 5分前のリファレンス価格(約定価格)に対し対象銘柄毎の値幅が5分間設定されます。。
  3. 値幅を超える注文は失効となります。
対象銘柄
  1. ハンセン総合指数構成銘柄
    (ご参考)銘柄毎の値幅は下記をご参照ください。
    VCM Enhancement
対象時間(日本時間)
  1. 前場 10:45~13:00
  2. 後場 14:15~16:45

「ボラティリティ抑制メカニズム」が発動した銘柄は、同じセッション(前場または後場)では、再度発動することはありません。

ボラティリティ抑制メカニズムの発動イメージ

(ハンセン総合大型株指数構成銘柄の場合:リファレンス価格±10%)

イメージ画像
クロージング・オークション・セッションの値幅

クロージング オークション セッションには値幅制限があり、値幅を超える注文は注文受付後に「エラー」となります。

17:01~17:06 基準値段の±5%
その後取引終了まで 17:06時点の最良買い気配と最良売り気配の間

基準値段は、ザラバ最後の1分間で15秒毎に取得した5本のノミナル価格の中間値です。

後場終了までに発注された未約定の注文で、値幅範囲外となった注文は、値幅範囲内に指値を訂正することができます。

当社の受注可能時間は17:04までとなります。

上海株・深セン株の注文値の範囲(当社の値幅制限)

前日終値の上下10%(ST、*ST銘柄は5%)の値幅制限があります。値幅制限を越えた注文を発注された場合でも、注文入力時には値幅制限のチェックを行いません。値幅制限を越えた注文は、注文をいったん受け付けた後に「エラー」となりますのでご注意ください。

上海A株・深センA株の買付時の値幅制限について

A株の買い注文の場合、最良買気配より3%以上安い指値での注文は現地取引所で受け付けられません。値幅制限を越えた注文は、注文を一旦受け付た後に「エラー」となりますのでご注意ください。

最良買気配がない場合は直近の取引価格を、当日の取引がない場合は前日終値を基準とします。

中国株の日計り(ひばかり)取引

日計り取引とは、通常買い付けた当日に売却することを指します。「同一資金」「同一銘柄」の取引ができるのは、1日1回転のみです。

上海株・深セン株は、現地ルールにより日計り(買付後、当日中に売却)が禁止されています。(売却後、同一銘柄の買付は可能です。) 

取引の流れ

『買い』から始める場合

2回目の買い注文を受け付けできない場合
(預り金 100万円の場合)

A銘柄買い 100万円 ・・・・・・ 可

A銘柄売り 110万円 ・・・・・・ 可

A銘柄買い 100万円 ・・・・・・ 不可


預り金が200万円以上ある場合は、1回目のA銘柄の買付代金とは別に100万円余裕があるため差金決済とならず2回目のA銘柄の買付は可能です。


『売り』から始める場合

2回目の売り注文を受け付けできない場合
(A銘柄を1,000株保有している場合)

A銘柄1,000株売り 110万円 ………… 可

A銘柄1,000株買い 100万円…………可

A銘柄1,000株売り …………………… 不可

A銘柄の買付代金100万円以上もしくはA銘柄が2,000株以上あれば、差金決済とならないため2回目のA銘柄の売付は可能です。

差金決済取引とは?

現金取引のうち買付代金または売付有価証券の提供により決済を行わずに、売買価格差に相当する金銭の授受により決済を行うことです。

法令により禁止されています。

ループトレード(乗換売買)

中国株の売却代金を使って当日に別の銘柄を買付することができます。
中国株の売却代金で売却した当日に、中国株はもちろん国内株や投資信託なども買付することができます。

ループトレード(乗換売買)を使った取引例

(例1)中国株のみを売買する場合

中国株A銘柄を100万円で買付後120万円で売却し、中国株A銘柄の売却代金で中国株B銘柄を買付することが可能です。

ループトレード(乗換売買)

(例2)中国株と国内株を売買する場合

中国株A銘柄を100万円で買付後120万円で売却し、中国株A銘柄の売却代金で国内株B銘柄を買付することが可能です。その後も、国内株B銘柄の売却代金で、中国株でも国内株でも買付することができます。

ループトレード(乗換売買)

(例3)中国株と国内株を売買し、その後投資信託を買い付ける場合

中国株A銘柄を100万円で買付後120万円で売却し、中国株A銘柄の売却代金で国内株B銘柄を売買後、国内株B銘柄の売却代金で投資信託を買付することができます。

ループトレード(乗換売買)

上海株・深セン株は買付当日は売却できないので、上記例のような売買はできません。

上記例では、手数料等のコストは勘案していません。

売却代金で同一銘柄を買い付けると差金決済となるため、買付できません。

その他のご注意

現地取引所で売買停止となった場合の取り扱いについて

香港株・上海A株・深センA株

売買停止中も注文入力は可能です。また、発注済の注文は、売買が再開された場合そのまま有効となります。

上海B株・深センB株

発注済みの注文も含めて、原則無効となります。

通常取引開始前の注文について

日本の取引所では「板寄せ方式」により前場・後場の始値を決定されますが、現地取引所では1日の始値を「プレオープニングセッション(通常取引開始前に行われる板寄せ)」により決定されます。

現地取引所ではプレオープニングセッションを除く通常取引開始前に発注された注文は、取引開始直後より受け付けが開始されるため取引開始時に間に合わず、注文が成立しない場合があります。

例えば、当社の香港株のケースでは、10:13~10:30または12:58~14:00に発注された注文は前場または後場の通常取引開始時である10:30、14:00に取引所に注文を発注しますので、10:30、14:00の取引開始時に取引所で成立した価格で成立しない場合があります。

また、いったん取引所が受け付けた注文を取引開始前に訂正・取消を行った場合についても、取引所での取引開始直後に訂正・取消を行いますので、訂正・取消が間に合わない場合があります。

取引余力(買付余力、保有中国株式一覧)への反映タイミングについて

取引余力への反映は、市場により異なります。ただし、当日の内藤為替レートが決定する(USドルは10:00頃、香港ドルと人民元は10:30頃)までは約定代金が確定しないため、取引余力へ反映されません。

香港市場

注文が成立すると、買付時は「保有中国株式一覧画面」に、売付時は「中国株買付余力」に反映されます。

上海・深セン市場

売付時は、注文が成立すると「国内株買付余力」に反映され、別の取引にご利用いただけます。買付時は注文が成立しても「保有中国株式一覧画面」へは反映されず、買付日の取引終了後である18:00頃の反映となります。

上海株・深セン株では、現地のルールにより日計り(買付後、当日中に売付)が禁止されています。そのため、当日の取引終了後まで保有中国株式一覧に反映しないようにすることで、当日中の売却ができないようにしております。

市場 買付約定時 売付約定時
香港市場 約定すると[保有一覧]に反映し、すぐに売付可能です。 約定すると[買付余力]等に反映し、別のお取引にご利用いただけます
上海・深セン市場 約定しても[保有一覧]には反映されません。反映は18:00頃になります。
買付当日は売却できません。)
買付した銘柄の売付は翌営業日以降となります。
約定すると[買付余力]等に反映し、別のお取引にご利用いただけます

上海株・深セン株の一部約定について

上海株・深セン株では、国内株式市場とは異なり、買付と売付の売買単位が異なります。そのため、必ずしも買付単位で成立するとは限らず、買付単位に満たない部分のみが成立する事があります。
極端な例ですと、100株の買い注文で1株のみ成立ということもあります。

現地取引所とのオンライン(直結)システムに障害が発生した場合

  1. 注文発注や訂正・取消、約定結果のお知らせは通常よりも時間がかかります。
  2. 注文受付をいったん停止させていただくことがあります。
  3. 注文受付の締切時刻を、上海株・深セン株は15:30、香港株は16:30とさせていただきます。

詳細は、システム障害発生時の対応をご覧ください。

発生状況等は、取引画面内の「お知らせ」に掲載いたします。

上海A株・深センA株の香港株相互取引の制限について

買付限度額

上海A株・香港株相互取引、深センA株・香港株相互取引では各市場ごとに全ての投資家の買付限度額として、一日あたり520億元が設定されています。具体的な計算方法は以下をご参照ください。

買付余力=1日の買付限度額(520億元)-買い注文総額+売付約定金額+微調整
  1. プレオープニングセッションの段階で買付余力がゼロまたはマイナスになった場合、買い注文の受け付けはいったん停止されますが、注文の取り消しにより買付余力が回復した場合は、買い注文の受け付けが再開されます。
  2. 立会時間中に買付余力がゼロまたはマイナスになった場合、当日の取引終了まで買い注文が受け付けされません。また、翌営業日の取引については、買付可能残額を基に決定されます。
  3. 注文受付停止前にすでに取引所に受け付けられた買い注文は、取り消しされない限り有効となります。
  4. 1日の買付限度額の未使用分は翌営業日に繰り越されません。
海外投資家の持ち株制限について

A株では海外投資家に対して持ち株制限があります。個別銘柄の保有比率が発行済み株式総数に対して海外投資家単独で10%、全体で30%を超えることは禁じられています。取引所は段階的に以下の措置を実施します。

海外投資家の保有比率 取引所の実施措置
26%に達した場合 上海証券取引所より該当銘柄を公表
28%に達した場合 該当銘柄の相互取引による買付注文受付停止
30%を超えた場合 保有比率が30%以下になるまで売却を勧告

当社では、海外投資家の保有比率が26%以上になった場合、該当銘柄の買い注文の受け付けを停止することがあります。

万が一お客様のご注文により30%以上になった場合、5営業日以内に30%以下の水準になるまで売却していただく必要があります。5営業日以内に売却されない場合、強制的に売却されます。

悪天候による香港の休場

亜熱帯気候に属する香港では、梅雨の豪雨に見舞われやすいほか、夏から秋にかけて台風が接近しやすい。特定の時間帯に豪雨警報の「ブラック・レインストーム」や台風警報の「シグナル8」が発令された場合、取引時間の短縮や休場が実施される。

警告解除と取引スケジュール

取引時間から発令しているケース

警報の意味

台風警報「シグナル8」 台風の接近で毎秒17.5~32.5メートルの風が続き、最大風速が毎秒50メートルに達する恐れがあり、風の勢いが続くと予想される際の警報。これよりも強い台風警報としては、「シグナル9」と「シグナル10」があり、これらが発令された場合も、取引時間が同じ方法で調整される。
豪雨警報「ブラック・レインストーム」 香港の広範囲で毎時70ミリを超える雨量が予想される際に出される警報