サンズチャイナ(01928) 中国株銘柄詳細

　サンズチャイナ（01928.HK）は24日、ニューヨーク証券取引所に上場する筆頭株主のラスベガス・サンズ（Las Vegas Sands Corp.）が決算報告書（米国会計基準）を発表し、マカオ事業の2017年10－12月期業績を明らかにした。なお、サンズチャイナの財務諸表は国際会計基準に基づいており、ラスベガス・サンズの開示情報と直接比較することはできない。

　サンズチャイナの純営業収益は前年同期比12.9％増の21億米ドル、純利益は49.1％増の5億1900万米ドルに達した。また、2017年通年の純営業収益は前年比15.7％増の77億4000万米ドル、純利益は31.1％増の16億米ドルだった。

　10－12月期の事業別業績をみると、大型総合カジノリゾート「ベネチアン・マカオ・リゾートホテル」（澳門威尼斯人）の純営業収益は19.4％増の8億4400万米ドル。EBITDAは23.7％増の3億2400万米ドルに上り、EBITDAの利益率は前年同期を1.3ポイント上回った。

　大型総合カジノリゾート「サンズ・コタイ・セントラル」（金沙城中心）が回復し、純営業収益が25.5％増の5億5700万米ドル、EBITDAが53.0％増の2億200万米ドルに達した。

　さらに総合リゾート「ザ・プラザ・マカオ」（澳門百利宮）の純営業収益も改善し、10.4％増の1億8000万米ドル。EBITDAは6.0％増の7100万米ドルだった。

　一方でマカオ初のラスベガス式カジノ「サンズ・マカオ」（澳門金沙）は引き続き振るわず、純営業収益は前年同期比4.3％減の1億5400万米ドル、EBITDAは14.9％減の4000万米ドルと低迷。

　2016年9月に開業した複合型ホテル「ザ・パリジャン・マカオ」（澳門巴黎人）は落ち込み、純営業収益は3億3200万米ドル、EBITDAは8900万米ドルに留まり、前四半期比でそれぞれ3.5％、6.3％減少している。

【出所】香港証取サイト上の公告(2018/01/24)

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サンズチャイナ、17年10－12月期決算は49.1％増益（筆頭株主発表）

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