当社の金剛支店(建物)が、2016年度グッドデザイン賞を受賞致しました。
「地域社会および景観との調和を重んじ、親しみを持って受け入れられること。来店されたお客様に心地よさをご提供するのはもちろん、職員にとっても執務しやすい機能性と快適性を共存させた、従来の証券会社像を覆すような空間であること」をコンセプトに、2014年初夏、現在の地に金剛支店は誕生致しました。
切妻屋根が特徴的な外観と、天窓から膜天井を通して自然光が降りそそぐ明るい空間は、上記コンセプトを忠実に具現化したものです。モダンでありながら、同時にやさしさをも感じさせるデザインであることが、今回の評価につながったものと考えております。
このたびの受賞を受け、新しい時代の証券会社のひとつのあり方を提案することができたものと自負しておりますが、しかし、これに慢心することなく、「あなたの資産もグッドデザイン致します」をモットーに、皆様から末永く愛されるような存在であるべく引き続き研鑽してまいります。
お近くにお越しの際はぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
今後とも内藤証券「金剛支店」をよろしくお願いいたします。
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
内藤証券 金剛支店
〒589-0011 大阪府大阪狭山市半田1-650-3 TEL:072-365-1901
名称
内藤証券株式会社 金剛支店
概要
証券会社の支店である。セキュリティなどの理由から、閉鎖的にならざるを得ない金融機関としての性格を逆手にとり、側窓の設置を極限に抑え、屋根から積極的に昼光を採り入れている。近隣の住宅地に見られる切妻屋根が反復する屋根形状は、安定した天空光を採り入れるための形であるとともに、郊外住宅地の駅前景観の中に親しみある立面をつくっている。内部空間では、天窓の下に設けた膜天井が光を拡散し、自然光特有の変動を受け入れながらも執務に適した光を提供している。休憩スペースにもなる会議室は、側窓を最大限確保することで、社員がリフレッシュできる開放的な空間となっている。柔らかい自然光に満たされた明るい金融機関である。
デザイナー
株式会社EMT 代表取締役 内藤誠人
デザイナーからのコメント
証券会社としての建築の型を模索しながら、画一的になりやすい郊外の駅前景観の中で、奇抜になることなく新たな価値を付加するような建築を提案することで、地域に親しまれる店舗を目指した。金融機関として、閉鎖的にならざるを得ない性格を逆手にとり、積極的に昼光を採り入れ、ここでしか体験できないような、自然光溢れる明るい空間とすることで、来店することの価値、ここで働くことの価値を空間によって提供したいと思った。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
地方都市における金融機関の支店は、ともすると閉鎖的で、いわゆるロードサイド型の看板建築になってしまいがちだが、ここでは周辺の街並に見られる切妻屋根のシルエットを反復させることで、親しみやすく心地よいスケール感を醸し出し、ロードサイドの風景に新しい価値を付与している。内部空間における光天井も美しく、執務空間としての機能性と職員にとっての快適性を見事に両立させている。
グッドデザイン賞受賞概要
グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」に出展
本年10月28日(金)から東京ミッドタウンと渋谷ヒカリエで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「[G展]GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」東京ミッドタウン会場において、内藤証券株式会社 金剛支店が本年度受賞デザインとして紹介されます。
[G展]GOOD DESIGN EXHIBITION 2016
会期:10月28日(金)~11月3日(木・祝)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2016/
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで60年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は45,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/
内藤証券 営業推進部まで TEL:06-6229-6511(代表)