上海宝信ソフト'A'(600845) 中国株銘柄詳細

　宝山鋼鉄（600019.SS）は23日、株式交換を通じた武漢鋼鉄（600005.SS）との吸収合併計画について、その詳細を明らかにした。両社の親会社同士の戦略提携・再編に基づき、存続会社の宝山鋼鉄がA株を新規発行して武漢鋼鉄の株式と交換し、吸収合併することが柱。武漢鋼鉄が2.58元、宝山鋼鉄が4.60元を基準株価（直近20営業日の平均終値の90％に相当）とし、交換比率は武漢鋼鉄の株式1株につき、宝山鋼鉄のA株0.56株を予定している。吸収合併に賛成しない両社の株主には、それぞれ基準株価で株式を現金化できるオプションが付与されている（当社のお客様は行使できない見込みです）。

　両社の経営統合と再編を通じて世界トップクラスの鉄鋼メーカーを設立するとともに、過剰設備の整理を加速し、統合によるシナジー効果の発揮を目指すという。

　吸収合併が完了した場合、宝山鋼鉄は計56億5251万6700株（再編後の発行済み株数の25.55％）の新株を武漢鋼鉄の株主に発行する見込み。統合後、親会社である宝鋼集団有限公司（宝鋼集団）は社名を「中国宝武鋼鉄集団有限公司」に改め、持ち株比率は52.10％に低下する見通し。宝山鋼鉄と武漢鋼鉄が過去に完了したと仮定した場合、2015年末の純資産は1496億4722万6800元、同年の売上高は2219万6132万9900元、純損失は64億4987万7100元と試算される。

　同計画の発効には複数の前提条件が設定されており、必ずしも実施されるとは限らないと強調。同計画を上海証券取引所が審査するため、宝山鋼鉄と武漢鋼鉄の株式は売買停止を継続するという。

　なお、宝鋼集団の傘下にある宝鋼包装（601968.SS）と上海宝信ソフト（900926.SS）も同様の公告を発表している。

【出所】上海証取サイト上の公告(2016/09/23)

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