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通力電子、非公開化を計画
2020.11.02 14:42
通力電子(01249.HK)は30日、スキーム・オブ・アレンジメント方式による同社株の非公開化(上場廃止)を筆頭株主のTCL実業控股股フン有限公司(TCL実業、持ち株比率(共同行為者の分も含む):74.69%)が提案したと発表した。TCL実業は越南製造加工の未保有株すべての買い取り・消却を目指す。通力電子の株式の低い流動性などを考慮し、非公開化により時価を上回る価格での現金化の機会を提供できると強調。さらに非公開化により長期的な戦略に基づくグループ全体の経営も容易になると説明している。
1株あたりの対価は12HKドルで、2020年10月29日の終値10.08HKドルを19%上回る水準。提示価格の引き上げはない。予定スケジュールはあらためて開示する。
なお、非公開化計画の発効には、株主総会での特別決議や、裁判所会議での独立株主による75%以上の賛成などが必要となる。このため、必ずしも実施されるとは限らないと強調している。
今回の情報開示のため、同社株は2020年10月30日に売買停止となったが、11月2日に取引を再開している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2020/10/30)
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