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興華港口、珠海港【売付のみ】が公開買付を実施へ
2020.07.30 11:18
興華港口（01990.HK）は29日、非公開化（上場廃止）を目的とした同社株へのボランタリー・オファー（任意公開買付）を第三者企業の珠海港【売付のみ】（000507.SZ）が実施すると発表した。1株あたりの買付価格は2.597HKドルを予定。公開買付の目的について、珠海港は買収を通じた事業拡大などを挙げている。
買付価格の2.597HKドルは興華港口の2020年7月24日終値2.1HKドルを23.67％上回る水準。買付価格の引き上げはない。公開買付の発効には珠海港が90％以上の株式を掌握する必要がある。発効した場合、珠海港は強制買取権を行使し、興華港口を100％子会社化（非公開化）する予定。非公開化の対価は総額21億1502万8036HKドルに上り、珠海港は銀行借入などでまかなう。公開買付が発効しなかった場合、興華港口の上場は維持される。
なお、興華港口の筆頭株主など（合計の持ち株比率：70.37％）は公開買付に応じる意向を表明。予定スケジュールなどはあらためて開示する。
今回の情報開示のため、興華港口の株式は2020年7月24日14時（日本時間）、珠海港の株式は7月27日にそれぞれ売買停止となったが、いずれ7月30日に取引を再開している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2020/07/29)
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