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大連港、営口ポート【売付のみ】への吸収合併計画の概要
2020.07.08 11:42
大連港(02880.HK)は7日、存続会社として株式交換により営口ポート【売付のみ】(600317.SS)を吸収・合併する計画を発表した。営口ポートの株式は上場廃止となり、営口ポートの株主は代わりに大連港のA株を取得する。予定スケジュールなどはあらためて開示する。
計画によると、営口ポートの株主は株式交換比率に基づき、保有株1株につき大連港のA株(新株)1.5146株を取得する(配当実施後は1.5030株に変更される予定)。営口ポートの株主が取得する大連港のA株の価値は、発行価格(1.71元、配当後は1.69元に変更)に基づくと、保有株1株につき2.59元(1.71×1.5146)に相当。これは営口ポートの2020年6月19日の終値2.21元を17.19%上回る。一方で大連港のA株の発行価格(1.71元)は同日終値とほぼ等しい。
なお、同計画に反対する大連港と営口ポートの株主には、現金買取オプションが付与される。現金買取オプションの行使価格は、大連港のA株株主の場合で1.71元(配当実施後は1.69元、以下同)、H株株主の場合で0.67HKドル(0.65HKドル)、営口ポートの株主の場合で2.16元(2.11元)(注:弊社のお客様は同オプションを行使できない見込みです。営口ポートを保有するお客様は大連港のA株を受領することになります)。株式交換にともない大連港が発行する新株は再編後の発行済み株数全体の43.19%に相当する。
このほか、吸収合併後の適切な時期に、大連港は第三者割当増資を実施する計画。割当価格は現時点で未定。公告日時点の株数の3割を上限に新株を発行し、最大21億元の調達を目指す。
同じ遼寧省港口集団の傘下にある大連港と営口ポートについて、一連の再編により吸収合併を実現し、シナジー効果の追求や資産の有効活用、競合問題の解決などが目指すと両社は説明している。
なお、今回の情報開示のため、大連港のA株と営口ポートの株式は2020年6月22日に売買停止となったが、いずれも7月8日に取引を再開している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2020/07/06)
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