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馬鞍山鋼鉄、マンダトリー・オファーが発効
2019.10.29 10:12
馬鞍山鋼鉄（00323.HK）は28日、新たな実質筆頭株主となった中国宝武鋼鉄集団有限公司（宝武鋼鉄集団）による未保有のH株へのマンダトリー・オファー（義務的公開買付）が発効したと発表した。現時点で宝武鋼鉄集団は同社株50.43％を掌握し、発効条件の過半数をクリア。買付発効を受け、応募締切日は2019年11月11日に延長されたという。
なお、H株の買付価格は2.97HKドル。宝武鋼鉄集団は馬鞍山鋼鉄の既存事業継続と上場維持を約束している。
中央企業（国務院直轄の国有企業）の宝武鋼鉄集団は中国最大級の鉄鋼会社で、傘下に宝山鋼鉄（600019.SS）、韶鋼松山（000717.SZ）、宝鋼包装【売付のみ】（601968.SS）、上海宝信ソフト（900926.SS）などを抱える。今回の取引は中央政府による鉄鋼業再編に基づくもの。馬鞍山鋼鉄は宝武鋼鉄集団の傘下企業と鉄鋼業の再編・統合を進め、収益力の強化を進めていくと説明している。
（同件につきましては、2019年10月1日付「マンダトリー・オファーがスタート」、2019年7月23日付「宝武鋼鉄集団が新たな実質筆頭株主に」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/10/28)
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