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馬鞍山鋼鉄、マンダトリー・オファーがスタート
2019.10.01 09:56
馬鞍山鋼鉄（00323.HK）は9月30日、新たな実質筆頭株主となった中国宝武鋼鉄集団有限公司（宝武鋼鉄集団）による未保有のH株へのマンダトリー・オファー（義務的公開買付）がスタートしたと発表した。応募締切日は2019年10月29日を予定し、延長される可能性もある。公開買付は現時点で発効していない。また、A株への公開買付は実施されない。
H株の買付価格は2.97HKドルで、2019年9月27日の終値2.93HKドルを1.37％上回る水準。宝武鋼鉄集団は馬鞍山鋼鉄の既存事業継続と上場維持を約束している。
なお、公開買付の発効には、買付側が発行済み株数全体の50％以上を掌握することなどが必要。現時点で宝武鋼鉄集団の持ち株比率は45.54％となっている。
中央企業（国務院直轄の国有企業）の宝武鋼鉄集団は中国最大級の鉄鋼会社で、傘下に宝山鋼鉄（600019.SS）、韶鋼松山（000717.SZ）、宝鋼包装【売付のみ】（601968.SS）、上海宝信ソフト（900926.SS）などを抱える。今回の取引は中央政府による鉄鋼業再編に基づくもの。馬鞍山鋼鉄は宝武鋼鉄集団の傘下企業と鉄鋼業の再編・統合を進め、収益力の強化を進めていくと説明している。
（同件につきましては、2019年7月23日付「宝武鋼鉄集団が新たな実質筆頭株主に」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/09/30)
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