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冠捷科技、非公開化を計画
2019.08.13 11:15
冠捷科技(00903.HK)は12日、スキーム・オブ・アレンジメント方式による同社株の非公開化(上場廃止)を実質支配者の中国電子信息産業集団有限公司(中国電子、持ち株比率:49.04%、共同行為者の分も含む)が提案したと発表した。同社の長期的な経営戦略を進めていくうえで、株価動向を重視する投資家との利害が一致しないリスクがあると説明。支配力強化と上場コスト削減などもあり、上場廃止を目指すという。また、株主にとっても直近時価を大幅に上回る価格で現金化ができると強調している。
1株あたりの対価は3.86HKドルで、2019年8月8日の終値2.73HKドルを41.39%上回る水準。提示価格の引き上げはなく、予定スケジュールは決まりしだい、開示する。同時にシンガポール証券取引所での上場廃止も進めるという。
なお、非公開化計画の発効には、株主総会での特別決議や、裁判所会議での独立株主による75%以上の賛成などが必要となることから、必ずしも実施されるとは限らないと強調している。
今回の情報開示のため、同社株は2019年8月9日に売買停止となったが、8月13日に取引を再開している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/08/12)
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