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【6月13日の中国本土市場】

2019.06.13 16:59

 主要指数はまちまち。上海市場は小反発し、上海総合指数が前日比0.04%高の2910.74ポイント、B株指数が0.37%高の288.73ポイント。深セン市場は続落し、深セン成分指数が0.03%安の8951.61ポイント、B株指数が0.14%安の929.42ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約12%減少し、概算で4498億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いた。それぞれの買越額は13億9100万、4000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 5月の人民元建て貸出残高増加額が市場予想をやや下回ったことを嫌気し、上海総合指数は小安く寄り付いた。その後、ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の開設が伝わると、買い優勢に転じた。ただ、米中貿易摩擦の先行き不透明感や景気減速懸念は依然として相場の重しとなり、積極的に買い進む動きは乏しかった。上海・深センの両市場はいずれも全体の6割強の銘柄が上昇。大型株で構成される上証50指数は0.07%安だったが、中小企業板指数は0.40%高、創業板指数は0.40%高だった。

 セクター別では、ソフトウェア関連株が堅調。「携帯人工知能(AI)白書2019」が発表されたことをきっかけに、ソフトウェアの市場規模拡大と国産化が加速すると証券会社が予想し、買い材料視された。用友ネット(600588.SS)が7.34%高、四維図新(002405.SZ)が3.27%高。原油高を背景に、石油・天然ガスセクターも買われた。

 「科創板」の発足を好感し、証券株も底堅い。中国銀河証券'A'(601881.SS)が3.35%高、太平洋証券(601099.SS)が1.73%高、中信証券'A'(600030.SS)が0.96%高だった。なお、上海証券取引所の理事長は、第一弾企業の上場・取引開始は2カ月以内であろうと発言しており、一部アナリストは早ければ7月中旬の取引開始を予想している。

 一方、建設株は利益確定売りで軟調。中リョ国際工程'A'(601068.SS)が4.07%安、中国鉄建'A'(601186.SS)が1.38%安。自動車株も総じて弱い。5月の販売低迷が引き続き響いた。長城汽車'A'(601633.SS)が2.04%安、江鈴汽車'A'(000550.SZ)が1.42%安。銀行株も概ね軟調で、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.78%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.52%安だった。

 上海B株市場は6割の銘柄が上昇した一方、深セB株指数は6割半の銘柄が下落した。(投資調査部・李)
 
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