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興業太陽能、増資により筆頭株主が交代へ
2019.06.05 10:54
興業太陽能(00750.HK)は5日、第三者の国有企業を割当先とする増資の計画を発表した。1株あたり0.92HKドルで16億8700万8585株(増資後の発行済み株数の66.92%)を割り当て、諸費用を除き15億2904万7898HKドルを調達する。調達資金は債務返済や運転資金などに充てる。
増資完了後、割当先の水発集団有限公司(水発集団)は興業太陽能の新たな筆頭株主となるほか、興業太陽能の傘下企業である興業新材料(08073.HK)の実質筆頭株主にもなる見込み。水発集団は興業太陽能の株式に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の実施義務が発生するが、その免除を申請する方針。また、興業太陽能の浮動株比率が増資により上場規則の下限(25%)を割り込む見通しであり、水発集団は上場維持と浮動株比率の早期回復を約束している。
なお、水発集団は山東省政府傘下の国有企業で、水処理や環境管理、農業、観光、再生エネルギーなどの事業を展開しているという。
今回の情報開示のため、興業新材料の株式は2019年5月16日11時47分(日本時間)に売買を停止したが、6月5日に取引を再開した。一方の興業太陽能の株式は決算発表の遅延により、4月1日から売買を停止している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/06/05)
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