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【6月4日の香港市場】

2019.06.04 17:43

 主要指数は下落。ハンセン指数は5日続落し、前日比0.49%安の2万6761.52ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反落し、0.85%安の1万341.12ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ5%減少し、概算で783億800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が4億9300万元、深セン経由は4億8000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が小反発。長期金利が低下したほか、5月のISM製造業景況感指数が2年7カ月ぶりの低水準となったものの、ディフェンシブ株が買われ、指数を支えた。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。もっとも、寄り付き直後に下落。前場の中盤にかけて下げ幅を広げると、その後も軟調なまま取引を終了した。米中貿易交渉が中断している責任は米国にあるという中国政府の主張に対し、米国政府が失望を表明したことなどが重しとなった。積極的な売買は見送られ、メインボードの売買代金は5日連続で900億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約8%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、豚肉生産最大手の万洲国際(00288.HK)が上昇率1位の2.18%高。養豚関連の企業に対し、資金的な支援をすると中国当局が発表したことから、買いが集まった。米国の利下げ観測を手がかりに不動産株の一角が堅調。太古A(00019.HK)が上昇率2位の1.55%高、華潤置地(01109.HK)が同4位の1.25%高、恒基地産(00012.HK)が0.86%高だった。

 一方、医薬株が弱い。石薬集団(01093.HK)が下落率1位の3.82%安、中国生物製薬(01177.HK)が同3位の2.43%安。製薬会社77社に対し、会計検査を実施すると中国当局が発表したことが、売り材料視された。マカオのカジノ株がそろって続落し、サンズチャイナ(01928.HK)が2.04%安、銀河娯楽(00027.HK)が0.75%安。カジノ業界の先行きについて、慎重な見方を大手投資銀行が示したことが嫌気された。その他の銘柄では、中国鉄塔(00788.HK)が3.82%高。5G(第五世代移動通信)の商用ライセンスが早ければ今週中にも交付されるとのメディア報道が材料視された。(投資調査部・関)
 
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