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【6月3日の香港市場】

2019.06.03 17:44

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は4日続落し、前営業日比0.02%安の2万6893.86ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反発し、0.41%高の1万430.64ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ2%減少し、概算で827億1800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が7億4300万元、深セン経由は5億600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 先週末のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反落。トランプ大統領がメキシコからの全輸入品に対し関税を課すと発表したことを受け、貿易摩擦激化への懸念から売られた。こうしたなか、先週までの軟調相場の反動もあり、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。5月の財新中国製造業PMIが市場予想を上回ったことを好感する買いも見られた。だが上値は重く、その後は前日終値付近での小動きに終始した。メインボードの売買代金は4日連続で900億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約10%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、5G(第五世代移動通信)関連株が強い。中国移動(00941.HK)が上昇率2位の2.92%高、中国聯通香港(00762.HK)が1.69%高。5Gの商用ライセンスを中国当局が近く発行するとのメディア報道が材料視された。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が上昇率5位の2.33%高となり、指数の上昇に寄与。スマートフォン部品関連株は明暗が分かれた。舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率3位の2.76%高だった一方、瑞声科技(02018.HK)が0.35%安だった。

 マカオのカジノ株がそろって下落し、サンズチャイナ(01928.HK)が下落率1位の3.38%安、銀河娯楽(00027.HK)が同3位の2.21%安。5月のマカオのカジノ収益は前年同月比1.8%増だったが、人民元安が収益の下押し圧力になる可能性があると大手投資銀行が指摘したことが売り材料視された。その他の銘柄では、小米B(01810.HK)が5.11%安。大株主の機関投資家が持ち株を減らしたほか、インド市場でシェアを伸ばすなか、米国がインドを一般特恵関税制度(GSP)の対象から除外したことも悪材料視された。(投資調査部・関)
 
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