中国株ニュース 詳細
【5月23日の香港市場】
2019.05.23 17:46
主要指数は下落。ハンセン指数は反落し、前日比1.58%安の2万7267.13ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は続落し、1.91%安の1万401.11ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ30%増加し、概算で989億9400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が6億5700万元の買い越し。深セン経由が売り越しに転じ、売越額が1億9300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が反落。米中貿易摩擦による業績への悪影響が意識され、中国関連株を中心に売られた。こうしたなか、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。その後は終始軟調な展開。曠視科技、海康威視(002415.SZ)、大華技術(002236.SZ)、科大訊飛(002230.SZ)、美亜柏科信息(300188.SZ)の5社に加え、さらに多くの中国企業に対し米国政府が取引規制措置の検討をしていると報道された。また、各国の企業が華為技術との取引を停止すると報じられたことから、リスク回避の売りに押された。ハンセン指数は終値で約4カ月ぶりの水準で取引を終了した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン部品の関連株が大幅安。舜宇光学科技(02382.HK)が下落率1位の7.68%安、瑞声科技(02018.HK)が同2位の6.35%安だった。半導体設計大手の英アームが華為技術との取引を停止すると報道され、関連銘柄が売られた。医薬株が軟調。石薬集団(01093.HK)が下落率3位の5.56%安、中国生物製薬(01177.HK)が同4位の4.93%安だった。吉利汽車(00175.HK)が下落率5位の4.24%安。販売台数の減少が少なくとも今上半期は続くとの見通しを同社が示し、売り材料視された。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が3.83%安。オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」のスマホ版を開発していると報じられたが、材料視されなかった。
一方、ディフェンシブな香港系公益株に資金が流入し、電能実業(00006.HK)が上昇率1位の0.74%高、香港鉄路(00066.HK)が同2位の0.61%高だった。その他の銘柄では、半導体関連株が安い。ASMパシフィック(00522.HK)が4.91%安、中芯国際(00981.HK)が2.97%安、華虹半導体(01347.HK)が2.91%安だった。(投資調査部・関)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門