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【5月21日の香港市場】
2019.05.21 17:45
主要指数はまちまち。ハンセン指数は3日続落し、前日比0.46%安の2万7657.24ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日ぶりに反発し、0.01%高の1万634.62ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ10%減少し、概算で950億700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が23億1800万元、深セン経由が9億5000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が続落。華為技術との取引規制をめぐり、業績への悪影響が予想されるハイテク株などが売られた。こうしたなか、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。もっとも、堅調な本土市場に追随し、朝方でプラスに転じた。ハンセン指数は後場に入ると売りに押され、引けにかけて下げ幅を拡大し、安値圏で取引を終了した。華為技術との取引規制に関し、一部事業者向けに90日間の猶予を与えると米国政府が発表したものの、上値は重かった。メインボードの売買代金は3日ぶりに1000億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約9%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港交易所(00388.HK)が上昇率4位の0.99%高。6月17日から時間外取引の時間を2時間延長すると発表したことから、買いが集まった。本土系銀行株が強い。中国銀行(03988.HK)が上昇率3位の1.42%高、交通銀行(03328.HK)が0.48%高、中国工商銀行(01398.HK)が0.35%高。中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を通じた資金供給を行ったことを好感した。
一方、香港系不動産株が軟調。九龍倉置業地産(01997.HK)が下落率1位の2.41%安、信和置業(00083.HK)が1.36%安、新鴻基地産(00016.HK)が0.81%安だった。その他の銘柄では、5G(第五世代移動通信)の商用サービスが10月1日から始まるとの観測記事が出たことから、関連銘柄が強い。京信通信(02342.HK)が4.05%高、中興通訊(00763.HK)が2.70%高、中国鉄塔(00788.HK)が0.56%高だった。中国東方航空(00670.HK)が1.37%高。米ボーイング737 MAXの運航停止をめぐり、損害賠償請求をしたことが手がかりとなった。中国稀土(00769.HK)が108.10%高。習近平・国家主席が同業他社のレアアース関連施設を視察したことから、思惑買いが広がった。(投資調査部・関)
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