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【5月16日の中国本土市場】
2019.05.16 17:33
主要指数はまちまち。上海市場は小幅続伸し、上海総合指数が前日比0.57%高の2955.71ポイント。B株指数が0.07%高の298.53ポイント。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、0.37%高の9293.32ポイント。B株指数は反落し、0.15%安の968.62ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2%増加し、概算で5222億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はそれぞれ、23億2200万元、5億8600万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
トランプ大統領は米国の安全保障上の脅威が認められる通信機器の使用のほか、これらを製造するメーカーとの取引を禁じる大統領令に署名。華為技術など中国企業を念頭に置いた措置とみられ、米中摩擦激化懸念で上海総合指数は低く寄り付いた。その後、上昇に転じると、小幅ながら概ねプラス圏で推移。4月の新築住宅価格が前月比0.62%上昇と、不動産市場の底堅さを示すものとなり、相場を下支えしたもよう。ただ、依然として様子見ムードが強く、上海・深セン両市場の売買代金は5000億元をやや上回る水準にとどまった。なお、上昇銘柄数はそれぞれ全体の7割、6割だった。大型株で構成される上証50指数は0.28%高、中小企業板指数は0.36%高、創業板指数は0.32%高だった。
セクター別では、鉄鋼・セメントなど素材関連株が堅調。包鋼鋼聯(600010.SS)が9.31%高、安徽海螺水泥'A'(600585.SS)が2.04%高。不動産市場の底堅さが材料視されたほか、インフラ投資拡大による景気下支え策への思惑も買いを誘ったもよう。時価総額の大きい銀行株も底堅く、上海総合指数を下支えした。中国銀行'A'(601988.SS)が0.80%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.35%高。昨日は人民元安懸念で売られた航空株も、本日は買い戻された。中国南方航空'A'(600029.SS)が1.09%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が0.64%高だった。
一方、中国の通信機器メーカーを締め出すような米国大統領令を受け、関連銘柄が総じてさえない。春興精工(002547.SZ)が4.93%安、立訊精密(002475.SZ)が4.63%安、中興通訊'A'(000063.SZ)が2.91%安だった。
上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落。深センB株市場は5割半の銘柄が下落した。(投資調査部・李)
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