内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【5月14日の中国本土市場】

2019.05.14 17:19

 主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.69%安の2883.61ポイント、B株指数が0.59%安の294.49ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.71%安の9038.36ポイント、B株指数が0.65%安の956.60ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2%減少し、概算で4555億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はそれぞれ、69億9900万元、35億8900万元の売り越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中の関税応酬を受け、上海総合指数は低く寄り付いたが、すぐに買い戻された。中国政府系ファンドによる買い支えの可能性が高いと指摘されるなか、その後は下げ幅を縮め、プラスに浮上する場面もあった。だが、3営業日ぶりに再開した香港経由のA株投資が大幅な売り越しになったことを嫌気し、再び下げ幅を拡大。ただ、MSCIが予定通りA株の組み入れ拡大を発表したことで今後の資金流入への期待も根強く、大きくは崩れなかった。上海・深センの両市場はそれぞれ全体の7割半、7割の銘柄が下落。大型株で構成される上証50指数は0.59%安、中小企業板指数は0.64%安、創業板指数が0.56%安。積極的な売買は手控えられ、両市場の売買代金は引き続き5000億元を下回った。

 セクター別では、米中摩擦激化を受け、港湾・物流など景気敏感株が特に弱い。上海ポート(600018.SS)が3.84%安、中国外運'A'(601598.SS)が2.02%安。航空株も軟調。人民元安が嫌気されたほか、一段と摩擦が激化すれば米中間の人的往来にも影響が出るとアナリストが分析し、売り材料視されたもよう。中国南方航空'A'(600029.SS)が2.56%安、中国国際航空'A'(601111.SS)が1.36%安。一方、リスク回避姿勢の強まりを受け、産金株は逆行高。赤峰黄金(600988.SS)が3.25%高、紫金砿業'A'(601899.SS)が1.56%高。そのほかでは、5G(第五世代移動通信)関連銘柄が昨日に続き、物色された。

 上海B株市場は全体の8割弱の銘柄が下落。深センB株市場は7割半の銘柄が下落した。(投資調査部・李)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。