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浩倫農科、売買再開プランの予定スケジュール
2019.05.13 11:09
浩倫農科（01073.HK）は27日、同社株の売買再開プランの予定スケジュールを明らかにした。一連の計画を審議する株主総会は2019年5月22日、債権者会議は5月30日、裁判所による聴聞は6月4日に開かれる見込み。
計画の承認を含むすべての前提条件が予定通りクリアされた場合、減資と減資後の株式10株を1株（額面0.1HKドル）とする株式併合、売買単位の2000株から5000株への切り替え、債務再編はいずれも6月5日に発効する予定。さらに6月13日に減資・併合後の株式2株につき新株3株を割り当てる株主割当増資（オープン・オファー）の権利落ちを迎える。
その後、株主割当増資の結果発表と債務再編の完了、さらに中国医療網絡（00383.HK）の荘舜而・副主席、金融事業を展開する禹銘投資管理有限公司（禹銘）の李華倫・総経理などを割当先とする第三者割当増資、既存の全事業資産・負債の売却と禹銘の買収（売り手は聯合集団（00373.HK））などは7月3日までに完了する見通しで、売買再開条件のクリアにともない翌7月4日に同社株は取引を再開する運びとなる。
一連の再編を経て、 浩倫農科は主力の肥料・農薬事業から完全に撤退し、禹銘が手がける資産管理業務やコーポレートファイナンスのコンサルティング業務が主力事業となる。また、社名も「大禹金融控股有限公司」（Da Yu Financial Holdings Ltd.）、決算日も12月31日に変更する予定。再編計画が無事完了した場合、荘主席は新たな実質筆頭株主として同社株45.00％、李総経理は19.9％を保有することになる。これは「リバース・テイクオーバー」（時価総額の小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある）に該当することから、上場規則に基づき香港証券取引所による承認などが必要となる。
なお、株主割当増資、第三者割当増資の割当価格はいずれも1株あたり0.52HKドル。総額で5億3520万HKドルの調達を目指し、債務再編や禹銘の買収資金などに充てる。禹銘の2018年末時点の純資産は8658万6000HKドル、2018年12月本決算で約5957万7000HKドルの営業収益、3609万8000HKドルの税引後利益を計上していた。
（同件につきましては、2019年1月4日付「売買再開プランを一部変更」、2017年5月18日付「売買再開プランの詳細」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2019/04/27)
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