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【5月10日の香港市場】

2019.05.10 17:48

 主要指数は3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比0.84%高の2万8550.24ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.79%高の1万931.05ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ3%増加し、概算で1250億3400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しに転じ、上海経由の買越額が19億1300万元。深セン経由の買越額は13億9800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が反落。米国による中国製品への関税引き上げを前に、リスク回避の売りが優勢だった。もっとも、トランプ大統領が習近平・国家主席から「素晴らしい書簡」を受け取ったと明かしたほか、電話会談の可能性にも言及したため、買い戻す場面も見られた。こうしたなか、香港市場は主要指数が高く寄り付いた。前場は底堅く推移。10日13時1分(日本時間)に米国が対中関税を引き上げると、中国政府は対抗措置を取らざるを得ないと発表。後場の寄り付き直後に急落し、マイナスに転じた。しかし、すぐにプラスに戻すと、その後は本土市場に追随し、堅調に推移した。メインボードの売買代金は3日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、スマートフォン部品の舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率1位の5.34%高。4月のカメラモジュールの出荷量が前年同月比59.9%増だったことから、買いが集まった。同業の瑞声科技(02018.HK)も連れ高し、2.17%高だった。中国生物製薬(01177.HK)が上昇率2位の4.97%高。同社が開発した肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療薬が監督当局から認可され、大きく上昇した。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が1.70%高となり、指数を押し上げた。15日に発表される19年1-3月期決算のEPS(非GAAP)は前年同期比12%増と大手投資銀行が予想し、買い材料視された。

 一方、中国移動(00941.HK)が下落率4位の0.89%安。米国の連邦通信委員会(FCC)が同社の米国市場参入を却下したことを受け、売りが集まった。その他の銘柄では、ウィンマカオ(01128.HK)が0.10%安。16.04%減益の19年1-3月期決算を受け、投資銀行による目標株価の引き下げが相次いだことが嫌気された。(投資調査部・関)
 
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