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【5月10日の中国本土市場】

2019.05.10 17:19

 主要指数はそろって3日ぶりに大幅反発。上海市場は上海総合指数が前日比3.09%高の2939.21ポイント、B株指数が1.75%高の299.57ポイント。深セン市場は深セン成分指数が4.03%高の9235.38ポイント、B株指数が1.64%高の972.80ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約4割増加し、概算で6102億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は仏誕節(5月13日)の影響で停止となり、再開は14日を予定している。

 土壇場での米中合意の観測が広がると、主要指数は高く寄り付いた。だが、米中交渉の最中に米国が当初の予定通り2000億ドル相当の中国製品への追加関税を引き上げると、後場寄りで一気に下げに転じた。だが、すぐ買い戻されると、その後は一本調子で上昇して高値圏で引けた。2日連続で下落した反動もあり、押し目買いが優勢だった。連日大幅な売り越しが続いた香港経由のA株投資が停止になっていることも、買い安心感を誘ったもよう。上海・深センの両市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇し、ほぼ全面高となった。大型株で構成される上証50指数は3.51%高、中小企業板指数は3.64%高、創業板指数は4.38%高だった。

 セクター別では、ソフトウェア・半導体などハイテク株が特に堅調。ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の第1回目の模擬取引が11日に実施予定と伝わり、買い材料視されたもよう。士蘭微電子(600460.SS)と上海貝嶺(600171.SS)がストップ高、紫光国微(002049.SZ)が7.79%高、用友ネット(600588.SS)が5.02%高だった。

 また、証券・保険・銀行など金融株も反発。海通証券'A'(600837.SS)が5.97%高、中国人民保険集団'A'(601319.SS)が4.76%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.63%高。そのほかテーマ株では、5G(第五世代移動通信)関連株も大きく物色された。中興通訊'A'(000063.SZ)が9.11%高、中国聯通(600050.SS)が4.29%高だった。

 上海・深センB株市場はいずれも全体の9割半の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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