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【5月8日の中国本土市場】
2019.05.08 17:21
主要指数はそろって下落。上海市場は上海総合指数が前日比1.11%安の2893.75ポイント、B株指数が1.12%安の294.78ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.95%安の9002.53ポイント、B株指数が0.13%安の968.30ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約9%減少し、概算で4888億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は50億31100万元に拡大。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は4億1200万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
明日からの米中貿易交渉を控えて警戒感が強まり、軟調相場となった。4月の貿易統計で輸入は市場予想を上回ったものの、輸出が予想外に減少したことも売りを誘った。「滬股通」の売り越し拡大も響き、上海総合指数は終値ベースで約2カ月半ぶりに2900ポイントを割り込んだ。上海・深センの両市場はそれぞれ全体の6割、5割の銘柄が下落。大型株で構成される上証50指数は1.71%安、中小企業板指数は0.70%安、創業板指数は1.48%安だった。両市場の売買代金は5000億元を下回り、昨日に続いて薄商いだった。
セクター別では、リスク回避姿勢の強まりを受け、貴金属セクターが特に堅調。赤峰黄金(600988.SS)がストップ高、西部黄金(601069.SS)が8.00%高。また、自動車株の一角も物色された。増値税の引き下げが販売改善につながると証券会社が指摘し、買い材料視されたもよう。江鈴汽車'A'(000550.SZ)が4.34%高、福田汽車(600166.SS)が3.16%高。一方、銀行や保険など金融株は総じて軟調。中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.23%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.42%安だった。
そのほかでは、豚肉価格の上昇期待で買われてきた畜産関連株が利益確定売りに押された。一方、5G(第五世代移動通信)や半導体の関連株が物色された。インターネット接続の高速化・低価格化に向けて5Gネットワークの構築を加速し、半導体を含む産業チェーンの成熟を促すと工業情報化部が発表し、買い材料視された。七星華創(002371.SZ)が7.06%高、士蘭微電子(600460.SS)が2.60%高、紫光国微(002049.SZ)が1.47%高だった。
上海B株市場は全体の7割の銘柄が下落。深センB株市場は5割弱の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
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