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【5月7日の香港市場】

2019.05.07 18:05

 主要指数は小幅に反発。ハンセン指数は前日比0.52%高の2万9363.02ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.24%高の1万1261.05ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ29%減少し、概算で969億800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由の売越額が1億8700万元。深セン経由は買い越しに転じ、買越額は3億元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 2000億米ドル分の中国製品への関税を10%から25%に引き上げるとトランプ大統領がツイートしたことを受け、前日の香港市場は大幅安となった。もっとも、ニューヨーク市場のダウ平均の下落幅は小幅にとどまった。中国政府が米国との貿易交渉を継続する姿勢を示したことが好感された。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。10日午後1時1分(日本時間)に対中関税を引き上げるとのライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の発言を受け、後場の序盤でマイナスに転じた。しかし、劉鶴・副首相が9日から訪米すると正式に発表されたことが追い風となり、小幅高で取引を終了した。前日は8日ぶりに1000億HKドルを上回ったメインボードの売買代金だが、再び大台を下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国海洋石油(00883.HK)が上昇率1位の3.11%高。米国がイランをけん制するために中東に空母を派遣すると発表したことを受け、国際原油価格が上昇したことが好感された。AIA(01299.HK)が上昇率5位の1.67%高。19年1-3月期の新契約価値は21%増と大手投資銀行が予想したことが買い材料視された。米長期金利の低下が好感され、香港系不動産株が堅調。九龍倉置業地産(01997.HK)が1.60%高、新世界発展(00017.HK)が1.56%高、恒基地産(00012.HK)が1.38%高だった。

 一方、米中両国で事業展開している万洲国際(00288.HK)が売られ、下落率2位の1.06%安だった。本土系銀行株が軟調。中国銀行(03988.HK)が下落率1位の1.08%安、中国建設銀行(00939.HK)が0.58%安、中国工商銀行(01398.HK)が0.51%安。前日に中国人民銀行(中央銀行)が、15日から預金準備率を引き下げると発表したものの、対象が中小銀行に限定されたことが嫌気された。(投資調査部・関)
 
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