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【5月7日の中国本土市場】
2019.05.07 17:47
主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.68%高の2926.39ポイント、B株指数が0.76%高の298.14ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.63%高の9089.45ポイント、B株指数が1.66%高の969.63ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約18%減少し、概算で5381億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は19億9600万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は12億3700万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
トランプ大統領の関税引き上げ表明が嫌気された昨日はリスクオフ姿勢が鮮明となり、上海総合指数は5.58%安。その反動もあり、本日は小幅高に転じた。劉鶴・副首相が通商協議のため訪米すると伝わり、交渉継続への期待から買い戻しが入った。また、昨日の急落局面で中国の政府系資金による株価買い支えの動きが指摘されたことも、相場を下支えしたもよう。上海・深センの両市場はいずれも全体の8割弱の銘柄が上昇。なかでも、中小型株が堅調で、中小企業板指数が1.30%高、創業板指数が0.62%高。一方、大型株で構成される上証50指数は0.04%高だった。全般的には様子見ムードが強く、両市場の売買代金は5000億元をやや超える程度にとどまった。
セクター別では、食品・飲料品株が堅調。米中貿易摩擦への警戒を背景に、景気変動の影響を受けにくい消費関連株に買いが入った。西王食品(000639.SZ)が8.39%高、承徳露露(000848.SZ)が7.65%高、絶味食品(603517.SS)が6.58%高。また、証券株も底堅い。中信建投証券'A'(601066.SS)が3.04%高、申万宏源'A'(000166.SZ)が1.48%高、広発証券'A'(000776.SZ)が1.35%高。銀行株はまちまち。青島銀行'A'(002948.SZ)が2.28%高、平安銀行(000001.SZ)が0.62%高だった一方、中国建設銀行'A'(601939.SS)は0.55%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)は1.04%安だった。また、貴金属セクターも軟調が目立った。山東黄金'A'(600547.SS)が1.25%安、西部黄金(601069.SS)が0.92%安、赤峰黄金(600988.SS)が0.24%安だった。
上海B株市場は全体の8割弱の銘柄が上昇。深センB株市場は9割の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
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