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【4月26日の香港市場】

2019.04.26 17:38

 主要指数は小幅に反発。ハンセン指数は6営業日ぶりに上昇し、前日比0.18%高の2万9605.01ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は5日ぶりの反発で、0.07%高の1万1510.87ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ12%減少し、概算で860億9600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が2413万元の売り越しに転じ、深セン経由の買越額は2116万元まで縮小(注文ベース:買注文と売約定の差)。 なお、メーデー連休の関係で「港股通」は来週はすべて休みとなり、再開は5月6日を予定している。

 前日の米国株市場は一部企業の決算が振るわず、ダウ平均が続落。外部環境は引き続き先行く不透明感が燻り、週末の香港株市場は上値が重い一日となった。足元の調整局面で値ごろ感がみられ、ハンセン、中国企業の両指数は底堅く推移。もっとも、中国の金融緩和観測の後退を受け、年初からの利益を確定する動きも広がると、両指数は前日終値を挟んで一進一退となり、最終的に小幅反発して取引を終えた。
 
 本土系不動産株の一角が買われ、北京北辰実業(00588.HK)は大幅増益の1-3月期決算を材料に6.50%高。中国海外発展(00688.HK)が1.74%高、華潤置地(01109.HK)が1.04%高だった。建材大手の北京金隅(02009.HK)は1-3月期の大幅増収を材料に1.08%高。大幅増益見通しを発表している同業の中国建材(03323.HK)は3.64%高だった。中国での5G(第五世代移動通信)商用化の動きが好感され、瑞声科技(02018.HK)が2.57%高、舜宇光学科技(02382.HK)が0.77%高と、スマホ部品大手が堅調。中国移動(00941.HK)が1.21%高、中国電信(00728.HK)が0.98%高と、通信大手が物色された。教育セクターの一角が買われ、天立教育(01773.HK)が5.39%高。睿見教育(06068.HK)は大手投資銀行による目標株価引き上げを受け、7.58%高だった。

 原油高の一服感が広がり、石油セクターに利益確定売りが目立った。中国石油天然気(00857.HK)が0.59%安、中国石油化工(00386.HK)が0.49%安。中国海洋石油(00883.HK)は1-3月期の小幅減収も嫌気され、1.63%安に沈んだ。鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(00323.HK)は原材料・燃料高により19年上期で大幅減益となる見通しとなり、6.34%安。鞍鋼(00347.HK)が3.66%安、重慶鋼鉄(01053.HK)が3.62%安など、業績懸念から鉄鋼セクター全般が安い。コンテナふ頭を経営する中遠海運港口(01199.HK)が発表した1-3月期決算は減益に後退し、6.54%安で大引け。世界的な貨物輸送需要の低迷が懸念され、大連港(02880.HK)が2.91%安、招商局港口(00144.HK)が2.48%安と、港湾・海運セクターがさえない。(投資調査部・畦田)
 
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