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【4月26日の中国本土市場】

2019.04.26 17:54

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比1.19%安の3086.39ポイント。B株指数は小幅反発し、0.05%高の312.49ポイント。深セン市場は続落し、深セン成分指数が1.27%安の9780.82ポイント、B株指数が0.62%安の1016.70ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約15%減少し、概算で6240億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は15億9000万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は10億300万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を見送り、買い現先償還で200億元の資金吸収となった。金融緩和期待の後退が引き続き相場の重しとなり、上海総合指数は低く寄り付いた後、概ね軟調に推移。終値は約1カ月ぶりに3100ポイントを割り込んだ。上海・深センの両市場はいずれも全体の7割の銘柄が下落。大型株で構成される上証50指数は1.20%安、中小企業板指数は1.67%安、創業板指数は0.72%安。両市場の売買代金は約2カ月ぶりの低水準となった。

 セクター別では、鉄鋼株が軟調。1-3月期決算が大幅減益となり、中間決算の減益見通しを示した馬鞍山鋼鉄'A'(600808.SS)が7.29%安となり、ほかも連れ安となった。ほかの主力セクターも総じてさえなかった。一方、ソフトウェア・クラウドコンピューティング関連株が堅調。華勝天成(600410.SS)がストップ高、神州数碼信息(000555.SZ)が5.75%高。華為技術の企業向けサービス業務の収入が2018年に初めて100億米ドルを突破するなか、同社との提携を多くのソフトウェア企業が模索していると大手証券紙が報道し、思惑買いが広がった。

 そのほかでは、5G(第五世代移動通信)関連銘柄が物色された。中興通訊'A'(000063.SZ)が1.54%高。5G基地局の建設が予想を上回る可能性があると、大手経済紙が報道し、買い材料視された。なお、このところ堅調だった畜産関連株はまちまちだった。新五豊(600975.SS)が9.88%安、聖農発展(002299.SZ)が6.55%安となるなど、多くの関連銘柄が利益確定売りに押された一方、新希望六和(000876.SZ)が3.49%高、遼寧禾豊牧業(603609.SS)が3.01%高だった。

 上海・深センB株市場はいずれも全体の6割の銘柄が下落した。(投資調査部・李)
 
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