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【4月22日の中国本土市場】

2019.04.22 17:10

 主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が反落し、前営業日比1.70%安の3215.04ポイント。B株指数は5日ぶりに反落し、1.17%安の316.20ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.86%安の1万224.30ポイント。B株指数は5日ぶりに反落し、1.38%安の1047.86ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約12%増加し、概算で8042億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港のイースター連休にともない停止。再開は4月23日を予定している。

 19日に開催した中央政治局会議で1-3月の経済状況分析について、「全体的に安定している」、「予想を上回る」などと肯定的な評価が目立った。これを受け、市場では当局が金融緩和を小休止する可能性があるとの見方が浮上し、相場の重しとなった。上海総合指数は小高く寄り付いた後、終日軟調に推移し、徐々に下げ幅を拡大。一年ぶりの高値圏にあることもあり、引き続き利益確定売りが優勢だった。上海・深センの両市場はいずれも全体7割半の銘柄が下落。なかでも、大型株が軟調で、上証50指数は2.36%安。一方、中小企業板指数は1.28%安、創業板指数は1.06%安だった。

 セクター別では、保険をはじめとする金融株や、家電・自動車株などが利益確定売りに押された。また、中央政治局会議で「住宅は住むためのものであり、投機の対象ではない」と改めて強調したことを受け、不動産株も軟調。公募投資信託が大手不動産株の持ち高を減らしたとの報道も、嫌気材料となった。大手不動産デベロッパーがそろって売られたほか、セメントや家具など関連セクターも連れ安となった。原油高を受け、航空株も軟調だった。

 一方、原油高の恩恵を受ける石油・ガスセクターは堅調。中国石油化工'A'(600028.SS)が1.02%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.91%高。また、畜産関連株も底堅い。「中国農業展望報告(2019-2028)」で今後1-2年、豚肉価格の上昇予想が示され、買いを誘った。投資家のリスク回避姿勢を受け、貴金属セクターにも買いが集まった。そのほかテーマ株では、5G(第五世代移動通信)や燃料電池関連銘柄の一角が物色された。春興精工(002547.SZ)がストップ高、士蘭微電子(600460.SS)が4.52%高だった。

 上海・深いセンB株市場はいずれも全体の8割半の銘柄が下落した。(投資調査部・李)
 
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