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【4月19日の中国本土市場】
2019.04.19 16:55
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.63％高の3270.79ポイント。B株指数が4日続伸し、0.30％高の319.96ポイント。深セン市場は深セン成分指数が反発し、1.26％高の1万418.24ポイント。B株指数が4日続伸し、0.33％高の1062.53ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約4％減少し、概算で7204億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）は香港のイースター連休にともない停止。再開は4月23日を予定している。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発。3月の米小売売上高が市場予想を上回ったことを好感し、昨年10月以来の高値で引けた。中国人民銀行（中央銀行）は本日も公開市場操作により流動性を供給。こうしたなか、上海総合指数は小安く寄り付いた。上場企業の決算発表への期待を背景にプラスに転じる場面もあったが、週末ということもあり、積極的な買いは続かず、その後は前日終値を挟み一進一退。後場の中盤から買われ、高値圏で取引を終了した。上海市場は全体の6割近くの銘柄が上昇。大型株が強く、上海市場の大型株で構成される上証50指数は1.24％高だった。深セン市場の上昇銘柄は6割半近くに上った。中小企業板指数は0.80％高、創業板指数は0.65％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が強い。中国人寿保険'A'（601628.SS）が19年1－3月期決算の大幅増益見通しを発表したことを受け、4.28％高。同業も連れ高し、平安保険'A'（601318.SS）が3.20％高、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.65％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.41％高だった。証券、銀行株が底堅い。四大国有銀行株は中国銀行'A'（601988.SS）が0.75％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.67％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.39％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.26％高だった。
そのほかでは、自動車や家電に関する消費促進策が打ち出されるとの観測から関連株が強い。自動車株では江淮汽車（600418.SS）が3.77％高、BYD'A'（002594.SZ）が1.36％高、長城汽車'A'（601633.SS）が1.05％高、重慶長安汽車'A'（000625.SZ）が0.40％高。家電株でも奥馬電器（002668.SZ）がストップ高、格力電器（000651.SZ）が9.24％高、青島ハイアール（600690.SS）が2.74％高、海信電器（600060.SS）が1.65％高。一方、セメント株が軟調。万年青水泥（000789.SZ）が1.29％安、華新セメント'A'（600801.SS）が1.16％安、天山水泥（000877.SZ）が0.84％安、冀東水泥（000401.SZ）が0.26％安だった。
上海B株市場は上昇・下落銘柄数が拮抗。深センB株市場は全体の4割半あまりの銘柄が上昇した。（投資調査部・関）
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