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【4月18日の香港市場】
2019.04.18 17:46
主要指数は下落。ハンセン指数は続落し、前日比0.53%安の2万9963.26ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日ぶりに反落し、0.67%安の1万1768.63ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ13%減少し、概算で912億3700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が14億200万元、深セン経由が2億6300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が小反落。方向感のない展開となった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小安く寄り付いた。米中貿易交渉が5月初めに合意に達する可能性があると報道されたが、市場の反応は限定的。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げる必要は低下しているとの観測が引き続き重荷となり、終始軟調に推移した。イースター連休を控え、メインボードの売買代金は4日ぶりに1000億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港系不動産が底堅い。九龍倉置業地産(01997.HK)が上昇率4位の1.03%高、恒基地産(00012.HK)が0.20%高だった。
一方、前日に上昇率1位だった吉利汽車(00175.HK)が反落し、下落率1位の3.71%安。自動車や家電の消費促進策が打ち出されるとの思惑から上昇していたが、本日は利益確定売りに押された。中国海外発展(00688.HK)が下落率2位の2.54%安。前引け後に19年1-3月期の営業利益が前年同期比5.3%増だったと発表したが、買い材料視されなかった。本土系銀行株が軟調。中国建設銀行(00939.HK)が1.39%安、中国工商銀行(01398.HK)が0.99%安。零細企業の資金調達コストをさらに引き下げると国務院常務会議が決定したことが嫌気された。
その他の銘柄ではスマホ製造の富智康集団(02038.HK)が大幅続伸し、6.38%高。親会社の鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が台湾の総統(大統領)選に出馬すると表明したことから、引き続き思惑買いが広がった。中国鉄塔(00788.HK)が4.76%高。237.9%増益の19年1-3月期決算を受け、大手投資銀行が目標株価を相次いで引き上げたことが好感された。(投資調査部・関)
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