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【4月18日の中国本土市場】
2019.04.18 16:52
主要指数はA株が小幅ながらも3日ぶりに反落。B株は3日続伸だった。上海市場は上海総合指数が前日比0.39%安の3250.20ポイント、B株指数が0.29%高の318.98ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.54%安の1万287.66ポイント、B株指数が0.17%高の1059.01ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約9%減少し、概算で7534億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港のイースター連休の関係で本日から休み。
本土市場は神経質な地合いに終始。両市場の値下がり銘柄は約2500に達し、値上がりは約1060にとどまった。上海総合、深セン成分の両指数は概ね小安く推移し、そのまま取引を終了。中国人民銀行(中央銀行)が16、17日に計4000億元の流動性を供給したことが発表され、預金準備率引き下げ観測が後退。大型銀行株がさえず、指数の足を引っ張った。上場企業の決算発表のピーク期に入り、結果を見極めたいとの思惑から商いは伸び悩み、利益確定売りが目立つ一日となった。
中国建設銀行'A'(601939.SS)が2.19%安、中信銀行'A'(601998.SS)が1.35%安、交通銀行'A'(601328.SS)が1.23%安など、銀行セクターが振るわず、地合い全体を重くした。自動車セクターが調整し、江鈴汽車'A'(000550.SZ)が5.33%安、BYD'A'(002594.SZ)が4.93%安、広州汽車'A'(601238.SS)が2.83%安。都市部の渋滞解消を目的とした購入制限措置の緩和の観測が伝わったが、前日に政策期待ですでに物色されており、当面の好材料出尽くしで反落した。また、業績悪化懸念でST銘柄の多くが売られ、ST甘粛剛泰【売付のみ】(600687.SS)がストップ安。
一方で福建・台湾関連株が上昇。鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が台湾総統(大統領)選に出馬すると正式発表し、当選した場合の中台関係改善期待が織り込まれた。鴻海傘下の富士康工業網(601138.SS)が9.49%高、福建省の中福海峡平潭【売付のみ】(000592.SZ)がストップ高。需要増加・価格上昇を織り込み白酒大手が値上がりし、安徽口子酒業(603589.SS)がストップ高、安徽古井貢酒'A'(000596.SZ)が4.50%高だった。
なお、B株市場は全体の約7割の銘柄が値下がりしたが、一部の大型株が堅調だった。深センB株では福建省の家電メーカーであるアモイ燦坤実業(200512.SZ)が上昇率1位の4.41%高だった。(投資調査部・畦田)
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