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【4月12日の中国本土市場】

2019.04.12 16:56

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が続落し、前日比0.04%安の3188.62ポイント。B株指数は5日ぶりに反発し、0.15%高の313.25ポイント。深セン市場は深セン成分指数が3日続落し、0.25%安の1万132.33ポイント。B株指数は続落し、0.03%安の1062.26ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2割減少し、概算で6572億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は小幅ながら2億7800万元の買い越しに転じた。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の売越額は2億800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 インフレ率の上昇で当局が金融緩和に動きづらくなると懸念されるなか、中国人民銀行(中央銀行)は本日も公開市場操作を通じた資金供給を見送った(17営業日連続)。「滬股通」も昨日まで2日連続で売り越し、株式需給懸念から上海総合指数は小安く寄り付いた。その後、買い手がかりが乏しいなか、利益確定売りで軟調に推移。ただ、3月の輸出統計が予想を上回り、引けにかけて下げ幅を縮めた。

 上海・深セン両市場の上昇・下落銘柄は、いずれも全体の5割弱で拮抗。大型株で構成される上証50指数は0.27%安。一方、中小型株の主要指数は小幅ながら3日ぶりに反発し、中小企業板指数が0.01%高、創業板指数は0.27%高だった。両市場の売買代金は3月末以来の7000億元割れとなり、このところの活発な取引と比べて薄商いとなった。

 セクター別では、造船、港湾、酒造、製薬などが総じて軟調。一方、電力などディフェンシブ銘柄は逆行高。また、自動車メーカーも概ね堅調。今後の販売持ち直しを予想するアナリストレポートが手がかりとなったほか、国有自動車大手の再編をめぐる動きも買いを誘った。また、半導体・ITハードウェアの一角も底堅い。華為技術が国内向けの新型スマホP30とP30Proを発表し、関連部品メーカーが物色された。匯頂科技(603160.SS)が6.59%高、欧菲光(002456.SZ)が1.74%高。そのほかでは、底堅い決算を好感し、紫光(000938.SZ)が1.19%高だった。

 上海B株市場は全体の7割の銘柄が上昇。深センB株市場は5割の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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