内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【4月11日の香港市場】

2019.04.11 17:38

 主要指数は続落。ハンセン指数は前日比0.92%安の2万9839.45ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.24%安の1万1618.04ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で6%増加し、概算で1197億7300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が22億9100万元、深セン経由が4億1500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が年内の利上げ見送りを印象付ける内容だったことで、前日の米国株市場はダウ平均が小幅ながらも反発して引けた。これを好感し、朝方のハンセン、中国企業の両指数は小高く推移した。もっとも、その後は下げ幅を広げて前場を終了。後場も振るわず、ハンセン指数は3万ポイントを下回るかたちで取引を終えた。今週に入り3万ポイントの大台に乗せたことで利益確定圧力が続くなか、来週の中国のGDP(国内総生産)発表などを控えてリスク回避のムードが強まった。上海A株市場の大幅反落も投資マインドを冷やした。

 不動産引き締め緩和の観測が新華社配信の記事を通じて後退すると、本土系不動産株が概ね売られた。融信中国(03301.HK)が4.83%安、中国海外発展(00688.HK)が2.45%安。万科企業(02202.HK)は国内の調査会社によるネガティブレポートを受け、3.61%安に沈んだ。また、3月の出荷量下振れが嫌気され、スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が3.62%安。同業の瑞声科技(02018.HK)も2.41%安と連れ安したほか、BYD電子(00285.HK)が4.67%安、丘タイ科技(01478.HK)が4.53%安など、スマホ関連株が安い。5G(第五世代移動通信)のテーマ株も利益確定売りに押され、中国鉄塔(00788.HK)は4.24%安だった。また、航空セクターが振るわず、三大航空会社の中国南方航空(01055.HK)が4.67%安、中国国際航空(00753.HK)が3.79%安、中国東方航空(00670.HK)が3.09%安。

 一方で大型IT株のテンセント(00700.HK)は新作ゲームが中国当局の認可を取得したことが好感され、0.66%高でハンセン指数を下支えした。発電設備大手の東方電気(01072.HK)は燃料電池の生産ライン稼働を好材料に、0.42%高。また、足元での燃料炭価格の調整を手がかりに、火力発電大手の華電国際電力(01071.HK)が4.54%高、華潤電力控股(00836.HK)が1.93%高で引けた。(投資調査部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。