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【4月9日の香港市場】

2019.04.09 17:37

 主要指数は小幅に続伸。ハンセン指数は前日比0.26%高の3万157.49ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.18%高の1万1815.00ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約6%減少し、概算で1141億8800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が2億6700万元、深セン経由が8億3200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中通商交渉や英国のEU(欧州連合)離脱問題の行方に加え、欧州中央銀行(ECB)理事会や米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録発表などを控えて様子見ムードが広がると、前日の米国株市場はまちまちの地合いだった。これにより、本日の香港株市場はやや方向感に乏しい一日となり、ハンセン、中国企業の両指数は概ね小動きに終始。それでも主要企業の業績期待などが下支えとなり、いずれも小幅高で取引を終えた。

 中国政府が5月にも5G(第五世代移動通信)の臨時ライセンスを交付する可能性が浮上。5G関連投資の拡大も織り込まれ、関連銘柄が幅広く物色された。スマホ部品大手の瑞声科技(02018.HK)が5.24%高、舜宇光学科技(02382.HK)が3.07%高。通信設備を手がける京信通信(02342.HK)が14.28%高、中興通訊(00763.HK)が5.29%高だった。基地局運営を独占する中国鉄塔(00788.HK)は7.92%高。投機抑制策の一部緩和やローン金利低下などを織り込み、本土系不動産株が堅調。住宅販売トップの碧桂園控股(02007.HK)は5.73%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。中国恒大(03333.HK)は3.45%高、保利置業(00119.HK)は1.73%高。また、販売台数回復の期待感から自動車株の一角が堅調だった。3月の新車販売実績が好感され、長城汽車(02333.HK)が1.55%高。東風汽車集団(00489.HK)の販売実績は1-2月に比べて改善し、0.96%高で取引を終えた。

 一方で利ザヤ縮小懸念を背景に、銀行セクターが軟調。招商銀行(03968.HK)が1.93%安、中国郵政儲蓄銀行(01658.HK)が1.08%安、中国農業銀行(01288.HK)が0.53%安などさえず、指数の重しになった。食肉最大手の万洲国際(00288.HK)は前日に高値更新した反動から利益確定に押され、2.53%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。雨潤食品(01068.HK)が4.83%安、中糧肉食(01610.HK)が0.99%安と、同業他社も連れ安した。マカオのカジノ収入の下振れ懸念から、MGMチャイナ(02282.HK)が1.75%安、銀河娯楽(00027.HK)が0.25%安など、カジノ株もさえない。(投資調査部・畦田)
 
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