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【4月9日の中国本土市場】

2019.04.09 17:19

 主主要指数はまちまち。上海市場は続落し、上海総合指数が前日比0.15%安の3239.66ポイント、B株指数が0.36%安の317.22ポイント。深セン市場は反発し、深セン成分指数が0.81%高の1万436.61ポイント、B株指数が0.54%高の1079.06ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2割減少し、概算で8402億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はそれぞれ8億4100万元、3億5400万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 昨日に続いて、上海総合指数は高値警戒感から売り先行で寄り付いた後、マイナス圏でもみ合った。「滬股通」が買い越しに転じたことを好感し、プラス圏に浮上する場面もあったが、終値は小幅安で引けた。上海・深センの両市場はそれぞれ全体の5割、6割の銘柄が上昇した。大型株で構成される上証50指数は0.17%高、中小企業板指数は0.28%高、創業板指数は0.08%高だった。両市場の売買代金は3日ぶりに1兆元を割り込んだ。

 セクター別では、家電株が堅調。不動産市況の改善を背景に、堅調な需要を予想するアナリストレポートが買い材料視された。なかでも大手空調メーカーの格力電器(000651.SZ)は、筆頭株主である国有資本の持分(15%)売却観測を手がかりにストップ高まで買われた。また、不動産株も底堅い。当局が発表した「2019年新型都市化建設の重点任務」によって一部都市で需要増が見込まれるとアナリストが分析し、買いが集まった。万科企業'A'(000002.SZ)が6.15%高、金地グループ(600383.SS)が4.75%高。一方、化学関連株や鉄鋼・セメントなど建材株は利益確定売りで反落した。

 そのほかでは、5G(第五世代移動通信)関連銘柄が再び物色された。主要都市での5G商用化に向けた動きが手がかりとなったもよう。中興通訊'A'(000063.SZ)が3.28%高。個別銘柄では、自社株買いを好感し、乳業大手の伊利実業(600887.SS)が8.31%高。また、格力電器の潜在的な買い手のリストに上がった富士康工業網(601138.SS)が3.77%高だった。

 上海B株市場は上昇・下落銘柄数が拮抗。深センB株市場は5割の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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