中国株ニュース 詳細
【4月4日の香港市場】
2019.04.04 17:40
主要指数は小幅に反落。ハンセン指数は8営業日ぶりに下落し、前日比0.16％安の2万9936.32ポイントだった。中国企業指数（旧H株指数）は0.10％安の1万1692.37ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約11％減少し、概算で1089億9200万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が11億400万元、深セン経由が13億600万元にそれぞれ増加した（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日の米国株市場は米中閣僚級交渉への期待感などを背景に底堅く、ダウ平均は小幅に上昇した。良好な外部環境を支えに朝方のハンセン指数は堅調に推移し、3万ポイントの大台に乗せた。3月の製造業・サービス業のPMIがいずれも市場予想を上回ったことで中国経済の先行き不透明感が後退し、A株市場の上昇も追い風になった。一方で大台突破により過熱感も広がり始め、指数はまもなく大台を割り込み、小幅に反落して前場を終了。後場は下げ幅を縮めたが、マイナス圏で取引を終えた。中国企業指数も小幅に反落して取引を終了。
国際原油相場の伸び悩みを背景に、大型石油株の中国海洋石油（00883.HK）が1.63％安、中国石油化工（00386.HK）が0.47％安。住宅販売大手の碧桂園控股（02007.HK）は3月の成約額が小幅増にとどまったことが嫌気され、2.08％安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。住宅市場の先行き不透明感から、中国恒大（03333.HK）が2.28％安、華潤置地（01109.HK）が1.25％安、融創中国（01918.HK）が1.12％安など、デベロッパー大手が総じてさえない。また、風力発電設備の新疆金風科技（02208.HK）は受注価格の下落リスクを懸念するアナリストの見方が広がり、4.73％安。風力発電所を運営する中国瑞風新能源（00527.HK）が12.06％安、華電福新能源（00816.HK）が1.70％安など、関連銘柄も軟調だった。
一方で「民航発展基金」をめぐる拠出負担の軽減が伝わり、中国東方航空（00670.HK）が3.99％高、中国南方航空（01055.HK）が3.75％高、中国国際航空（00753.HK）が3.30％高と、空運大手が上昇。市場拡大に向けた政策支援を織り込み、自動車セクターが堅調だった。民営大手の吉利汽車（00175.HK）が2.44％高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位で引けた。販売ディーラー大手も買われ、広匯宝信汽車（01293.HK）が6.90％高、中国美東汽車（01268.HK）が4.07％高だった。（投資調査部・畦田）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
