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【4月2日の香港市場】
2019.04.02 17:40
主要指数はまちまち。ハンセン指数は6日続伸し、前日比0.21%高の2万9624.67ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日ぶりに反落し、0.09%安の1万1546.66ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ16%減少し、概算で1079億5600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が8億5000万元、深セン経由が10億8400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸。中国の製造業PMIに続き、米国の3月のISM製造業景況感指数も予想を上回ったことが好感された。良好な外部環境を背景に、香港市場は主要指数が高く寄り付いた。もっとも、高値警戒感からその後は利益確定売りに押される展開。前場の中盤以降は前日終値付近での小動きに終始した。メインボードの売買代金は3日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって続伸し、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率1位の4.06%高、サンズチャイナ(01928.HK)が同3位の2.05%高。前日に発表された予想を上回る3月のマカオのカジノ収益が、引き続き材料視された。電動工具メーカーの創科実業(00669.HK)が上昇率2位の3.23%高。米国の2月の建設支出が市場予想を上回ったことが好感された。スマートフォン部品の瑞声科技(02018.HK)が1.47%高。増値税(付加価値税)の引き下げにともない、iPhoneの販売価格が引き下げられたため、買いが集まった。
一方、蒙牛乳業(02319.HK)が下落率1位の2.05%安。大手投資銀行の目標株価の引き上げが相次ぎ、足元で急騰していたが、利益確定売りに押された。その他の銘柄では中金公司(03908.HK)が2.74%安。私募ファンドが1株あたり18.58HKドルで23億8000万HKドル分の持ち株を売りに出すと報じられたことが嫌気された。
自動車株が強い。中国重汽(03808.HK)が8.75%高、東風汽車集団(00489.HK)が3.59%高。本土での3月の大型トラック販売台数が史上最高を記録したと発表され、買いが集まった。金山軟件(03888.HK)が6.63%高。テンセントと共同で公開予定の「剣侠情縁」シリーズのモバイルゲームのテストが順調と報じられたことが買い材料視された。(投資調査部・関)
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