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【4月2日の中国本土市場】

2019.04.02 16:59

 主要指数はまちまち。上海市場は3日続伸し、上海総合指数が前日比0.20%高の3176.82ポイント。B株指数は0.01%高の313.88ポイント。深セン市場は3日ぶりに反落し、深セン成分指数が0.07%安の1万260.35ポイント。B株指数は0.22%安の1054.82ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約1%減少し、概算で1兆385億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は5億9600万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は2億3000万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場は狭いレンジでもみ合った。後場は「滬股通」の買い越し縮小を嫌気し、上げ幅を縮め、小幅高で引けた。連日の大幅高からの変動もあり、全般的には利益確定売りが優勢となった。上海・深セン両市場の上昇・下落銘柄はいずれも5割で拮抗。大型株で構成される上証50指数は0.14%安。一方、中小企業板指数は0.23%高。創業板指数は0.38%安だった。両市場の売買代金は1兆元を維持し、昨日に続いて大商いとなった。

 セクター別では、貴金属や宝飾品関連セクターが底堅い。また、ハイテク株も比較的堅調。ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」への上場申請が受理された企業(現段階では31社)のうち、コンピュータ・通信機器・電子設備・専門設備などの製造や、ソフトウェア・情報通信サービスに関連する企業の割合が多く、関連銘柄が物色された。そのほか個別銘柄では、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)がストップ高。2018年12月本決算での黒字転換を受け、通常銘柄に復帰したことを好感した。一方、酒造・食品飲料・家電など消費関連株や、証券株などは利益確定売りに押された。

 上海B株市場は全体の8割の銘柄が下落。深センB株市場は5割あまりの銘柄が下落した。(投資調査部・李)
 
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