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【3月29日の香港市場】

2019.03.29 17:54

 主要指数は上昇。ハンセン指数は4日続伸し、前日比0.95%高の2万9051.36ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反発し、0.75%高の1万1379.62ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ33%増加し、概算で1222億4500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が22億5300万元、深セン経由が13億6000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が反発。米国の長期金利の上昇が好感されたほか、米中貿易交渉の進展に期待が集まった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。米国の国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が、対中関税の一部を撤回する可能性に言及したことが追い風となり、その後は上げ幅を拡大する展開。後場も堅調に推移し、ハンセン指数は終値で5日ぶりに節目の2万9000ポイントを回復した。メインボードの売買代金は4日ぶりに1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約13%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産株が堅調。華潤置地(01109.HK)が上昇率1位の4.60%高、中国海外発展(00688.HK)が同4位の3.65%高、信和置業(00083.HK)が2.70%高。中国本土の多くの都市や香港で、2月の住宅価格が上昇していると発表され買いが集まった。蒙牛乳業(02319.HK)が上昇率2位の4.47%高。大手投資銀行が相次いで目標株価を引き上げたことが好感された。中国人寿保険(02628.HK)が上昇率3位の3.68%高。最悪期はすでに過ぎたと指摘する大手投資銀行が目標株価を引き上げたことが、買い材料視された。

 一方、中国建設銀行(00939.HK)が下落率3位の1.31%安。18年10-12月期の利ザヤが予想を下回ったと指摘する大手投資銀行が目標株価を引き下げ、売りが集まった。その他の銘柄では、中興通訊(00763.HK)が1.46%安。筆頭株主が発行済み株式総数の1.93%を手放したと発表されたことが嫌気された。4.76%増益の18年12月本決算を発表した中国中車(01766.HK)が8.07%安。今年の動力車の引き渡し台数は昨年と同等程度にとどまると指摘する本土系証券会社が、目標株価を大幅に引き下げたことが売り材料視された。(投資調査部・関)
 
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