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【3月28日の香港市場】

2019.03.28 18:10

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は3日続伸し、前日比0.16%高の2万8775.21ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反落し、0.09%安の1万1294.81ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ1%減少し、概算で921億6500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が7500万元、深セン経由が2億9600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反落。米国の長期金利の低下が嫌気された。こうしたなか、香港市場は主要指数が低く寄り付いた。その後は下げ幅を縮める展開。李克強首相が博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの講演で、3月に入り本土での1日あたりの発電量と消費電力は2ケタ増となっていると述べたことなどが追い風となった。もっとも、本日から米中閣僚級会議が始まったことを受け、上値は重く、その後は前日終値付近での小動きに終始した。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、蒙牛乳業(02319.HK)が上昇率1位の5.47%高。48.60%増益の18年12月本決算はおおむね予想どおりだったものの、昨年はサッカーワールドカップの影響で販売費が異常に高かったが、今年は支出を抑えられると大手投資銀行が指摘したことが好感された。九龍倉置業地産(01997.HK)が上昇率2位の2.26%高など、香港系不動産株が強い。啓徳(カイタク)での大規模な住宅地開発を落札したことが買い材料視され、新世界発展(00017.HK)が同3位の2.24%高、新鴻基地産(00016.HK)が同4位の2.14%高だった。

 一方、中国建設銀行(00939.HK)が0.58%安。5.11%増益の18年12月本決算の発表を受け、利ざや縮小圧力が予想より大きいと大手投資銀行が指摘したことが嫌気された。その他の銘柄では、BYD(01211.HK)が4.26%安。31.63%減益の18年12月本決算を受け、大手投資銀行が目標株価を引き下げたことが売り材料視された。中興通訊(00763.HK)が9.36%高。制裁の影響により18年12月本決算は赤字転落だったが、19年1-3月期決算は8~12億元の黒字転換見通しを示したことが買い材料視された。日清食品(01475.HK)が5日続伸し、3.81%高。今年は2ケタの増収を同社が目標としていることなどを評価する大手投資銀行が、目標株価を引き上げたことが材料となっている。(投資調査部・関)
 
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