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【3月26日の香港市場】
2019.03.26 18:02
主要指数はまちまち。ハンセン指数は反発し、前日比0.15%高の2万8566.91ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は5日続落し、0.003%安の1万1231.73ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ19%減少し、概算で883億4500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が6億1100万元、深セン経由が3億7400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が小幅反発。22日に大幅安となった反動から、押し目買いが入った。こうしたなか、香港市場は主要指数が高く寄り付いた。もっとも、本土市場の下落を受け、その後は上昇幅を狭める展開。後場に入るとマイナスに転じ、前日終値付近での小動きに終始した。メインボードの売買代金は5日ぶりに1000億HKドルを下回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11%だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、前日は大幅高だった瑞声科技(02018.HK)が反落し、下落率1位の2.98%安。神華能源(01088.HK)が下落率2位の1.85%安。現地証券会社が投資判断を引き下げたことが嫌気された。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が0.67%安。大株主である南アフリカのナスパーズがインターネット事業のスピンオフ上場を計画しており、それにともない同社持ち株の一部を売却すると報道されたことが売り材料視された。
一方、前日の下落率2位だったニット衣料のOEM最大手の申洲国際(02313.HK)が反発し、上昇率1位の3.37%高。去年の純利益は予想を下回ったものの、海外での生産能力の拡大がプラス要素と指摘する大手投資銀行が、目標株価を引き上げたことが買い材料視された。中国海洋石油(00883.HK)が上昇率2位の2.21%高。中長期的な石油・ガスの増産計画を評価する大手投資銀行が目標株価を引き上げたため、買いが集まった。その他の銘柄では、35.42%増益の18年12月本決算を発表した康師傅(00322.HK)が7.28%高。配当性向が100%に達するため、大幅高となった。(投資調査部・関)
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