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【3月20日の香港市場】

2019.03.20 17:56

 主要指数は5日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.49%安の2万9320.97ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.52%安の1万1624.98ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ4%増加し、概算で1031億6900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が4億3400万元、深セン経由が6億9800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が5日ぶりに反落。一部の知的財産権保護の問題について、中国が承諾を撤回したと報じられるなど、米中貿易摩擦への懸念が高まった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小安く寄り付いた。その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが広がり、小幅な値動きに終始。米国の対中貿易赤字を削減する一環として計画していたボーイングの737MAXの購入について、中国が安全上の問題から計画を変更し、購入代金を減らす可能性があると報道されたことも警戒感を高めた。メインボードの売買代金は2日ぶりに1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国生物製薬(01177.HK)が下落率1位の3.38%安。前引け後に18年12月本決算の大幅増益見通しを発表したが、利益の大半が製薬会社の子会社化にともなう評価益によることなどが嫌気されたもよう。中国海外発展(00688.HK)が下落率3位の1.96%安。10.14%増益の18年12月本決算を前引け後に発表したが、コア利益が予想を下回ったと大手投資銀行が指摘し、売りに押された。吉利汽車(00175.HK)が下落率2位の2.35%安。4月1日から増値税(付加価値税)減税が始まることを受け、自動車会社が相次いで販売価格の引き下げを発表。業績底上げへの期待から同社の株価は前日まで3日続伸していたことから、利益確定売りが出たもよう。

 スマートフォン大手の小米B(01810.HK)の18年10-12月期の売上高が市場予想を下回ったことなどから、スマホ部品の関連株が安い。瑞声科技(02018.HK)が下落率5位の1.96%安、舜宇光学科技(02382.HK)が1.69%安だった。一方、恒安国際(01044.HK)が上昇率1位の5.37%高。大手投資銀行が目標株価を引き上げたことが、買い材料視された。(投資調査部・関)
 
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