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【3月18日の中国本土市場】
2019.03.18 17:44
主要指数はそろって大幅続伸。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.47%高の3096.41ポイント、B株指数が0.58%高の306.41ポイント。深セン市場は深セン成分指数が3.06%高の9843.42ポイント、B株指数が2.01%高の1029.02ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約1割増加し、概算で8327億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しが続いた。それぞれの買越額は36億1900万元、3億7800万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末の流れを引き継ぎ、上海総合指数は小高く寄り付いた。先々週末の大幅調整から大きく崩れることなく、先週末に3000ポイントを回復したことが地合いの改善につながったもよう。ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の上場情報開示サイトの本格始動も好材料となった。また、決算発表が本格するなか、業績期待も膨らんだ。終日堅調に推移し、終値は3100ポイント台にこそ届かなかったが、高値引けとなった。上海と深センの両市場はいずれも全体の9割の銘柄が上昇し、ほぼ全面高。大型株で構成される上証50指数は2.51%高。中小企業板指数は2.54%高、創業板指数は2.67%高だった。
セクター別では、酒造株が強い。同セクターのバリュエーション修正の余地はまだ大きいと証券各社がそろって指摘し、買い材料視された。杏花村汾酒(600809.SS)が9.07%高、洋河酒廠(002304.SZ)が6.58%だったほか、業界最大手の茅台酒(6000519)は4.21%高となり、上場来高値を更新した。また、鉄鋼株も堅調。方大スチール(600507.SS)が4.62%高、包鋼鋼聯(600010.SS)が4.27%高、江蘇沙鋼(002075.SZ)が3.94%高だった。
そのほかでは、「一帯一路」関連銘柄が底堅い。第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが4月下旬に開催されることが手がかりとなった。中建西部建設(002302.SZ)と中材国際(600970.SS)がストップ高、中国鉄建'A'(601186.SS)が6.59%高。また、5G(第五世代移動通信)や燃料電池、AI(人工知能)などテーマ株もそろって買われた。
上海B株市場は全体の7割の銘柄が上昇。深センのB株市場は9割の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
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