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【3月15日の香港市場】

2019.03.15 18:04

 主要指数は続伸した。ハンセン指数は前日比0.55%高の2万9012.26ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.53%高の1万1508.17ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約26%増加し、概算で1214億5500万HKドル。3日ぶりに1000億HKドルを上回る大商いだった。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が1764万元の買い越しに転じ、深セン経由の買越額は6億6800万元に増加した(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中首脳会談の4月延期の報道などを受けて様子見ムードが広がると、前日の米国株市場は概ねまちまちの地合いだった。これにより週末の香港株市場は方向感が定まらず、朝方のハンセン、中国企業の両指数は小動きだった。もっとも、その後は上げ幅を広げる上海総合指数に追随し、香港の主要指数も上昇して前場を終了。後場は高値警戒感から幾分上げ幅を縮めたが、ハンセン指数は7営業日ぶりに2万9000ポイントを回復して引けた。全国人民代表大会(全人代)の閉幕を受けた李克強首相の記者会見で増値税減税が4月1日付で実施されるなど、中国の景気対策期待につながる材料がみられた。

 スマホ関連株に買い戻しが入り、部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が5.13%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。同業の瑞声科技(02018.HK)も0.55%高と反発した。減税による製造セクターの業績改善や内需拡大などが織り込まれ、海信家電(00921.HK)が5.42%高、BYD(01211.HK)が3.58%高など、家電、自動車を含む耐久消費財の関連銘柄が概ね上昇。創維数碼控股(00751.HK)は18年12月本決算の増益見通しを材料に、3.47%高だった。

 ニューエコノミー関連銘柄の多くも反発。美団点評B(03690.HK)は複数のアナリストが引き続き買い推奨を維持していることもあり、11.69%高と4営業日ぶりに上昇した。同じく前日急落した猫眼娯楽(01896.HK)も7.10%高と反発した。マカオのカジノ大手のMGMチャイナ(02282.HK)と澳門博彩控股(00880.HK)はカジノ事業免許の有効期限延長が好材料視され、それぞれ3.54%高、1.61%高だった。

 一方でニット衣料大手の申洲国際(02313.HK)は前日に高値更新した反動から後場で利益確定に押され、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる1.41%安。電力株の一角が振るわず、華能国際電力(00902.HK)が3.51%安、大唐国際発電(00991.HK)が1.40%安、華電国際電力(01071.HK)が0.28%安。医薬大手の上海医薬(02607.HK)はのれんに対する減損処理実施が明らかとなり、0.45%安とさえない。(投資調査部・畦田)
 
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