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【3月12日の中国本土市場】

2019.03.12 17:35

 主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前日比1.10%高の3060.30ポイント、B株指数が0.27%高の307.41ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.41%高の9841.23ポイント、B株指数が0.48%高の1012.07ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2割増加し、概算で1兆1371億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は小幅ながらも買い越しに転じた。それぞれの買越額は9億4600万元、3億9500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 劉鶴・副首相が米国側の代表と今後の通商協議予定を確認したと新華社が報道。これを好感し、上海総合指数は小高く寄り付き、終日プラス圏で推移した。国内投資信託の株式比率の引き上げや、香港経由の上海A株投資が5日ぶりに買い越しに転じたことも追い風となったもよう。後場の序盤で3100ポイントに迫る局面もあったが、高値警戒感から、すぐに上げ幅を縮小。ただ、引けにかけては再び買い優勢となった。上海と深センの両市場はいずれも全体の8割弱の銘柄が上昇。なかでも、引き続き中小型株が堅調で、中小企業板指数が1.79%高、創業板指数は2.64%高だった。一方、大型株で構成される上証50指数は0.41%高にとどまった。

 セクター別では、IT・ソフトウェアなどハイテク株が堅調。ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の設立準備が着々と進んでいることに加え、世界の主要市場でハイテク株が上昇したことも好材料となった。中国ソフト(600536.SS)がストップ高、久其軟件(002279.SZ)が6.44%高。金融セクターは比較的軟調だったが、昨日まで大幅続落していた中信建投証券'A'(601066.SS)と中国人民保険集団'A'(601319.SS)はいずれも反発し、それぞれ3.93%高、2.30%高となった。

 テーマ株は循環物色の流れが続いた。キャッシュレス決済のアリペイを運営するアントフィナンシャル(螞蟻金服)が、「科創板」へ上場するとの憶測が飛び交い、関連銘柄が物色された。恒生電子(600570.SS)が9.65%高、捷順科技(002609.SZ)が9.60%高。メディア・広告関連銘柄も堅調。新華網(603888.SS)と東方明珠新媒体(600637.SS)がストップ高、分衆信息(002027.SZ)が5.42%高だった。

 上海B株市場は全体の9割の銘柄が上昇。深センB株市場は7割半あまりの銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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