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【3月7日の中国本土市場】

2019.03.07 17:21

 主要指数はまちまち。上海市場は5日続伸し、上海総合指数が前日比0.13%高の3106.41ポイント、B株指数が0.13%高の311.82ポイント。深セン市場は6日ぶりに反落し、深セン成分指数が0.23%安の9678.11ポイント、B株指数が0.77%安の1015.30ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約6%増加し、概算で1兆1666億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売越額は22億5600万元に拡大。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も12億3600万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ小動きに終始した。上場投資信託(ETF)からの資金流出観測が悪材料となったが、積極財政への期待も根強く、小幅高で引けた。終値は3100ポイント台を維持した。上海と深センの両市場はいずれも全体の7割近くの銘柄が上昇。中小企業板指数は0.78%高、創業板指数は0.47%安だった。一方、大型株で構成される上証50指数は1.78%安だった。香港経由の上海A株投資が2日連続で売り越しになり、嫌気された。

 セクター別では、証券各社の好調な月次業績を好感し、証券株が続伸。また、ソフトウェア関連銘柄も堅調。「工業のインターネット化」が初めて政府活動報告に盛り込まれ、買い材料視された。中国ソフト(600536.SS)と用友ネット(600588.SS)がストップ高、東華軟件(002065.SZ)が6.04%高。一方、保険や酒造株は利益確定売りが続き、主要指数の足を引っ張った。

 そのほかでは、海外投資家の持ち株比率が比較的高い銘柄の下落が目立った。MSCIが海外投資家の持ち株比率の制限による影響で、11日から大族激光【売付のみ】(002008.SZ)を構成銘柄から除外すると発表し、大族激光【売付のみ】が3.91%安。連想売りで、美的集団【売付のみ】(000333.SZ)が3.13%安、格力電器(000651.SZ)が2.88%安、上海エアポート(600009.SS)が1.20%安となった。

 上海B株市場は全体の5割半の銘柄が上昇。深センB株市場は5割弱の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
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