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【3月6日の香港市場】

2019.03.06 17:48

 主要指数は4日続伸。ハンセン指数は前日比0.26%高の2万9037.60ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.08%高の1万1592.03ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ3%減少し、概算で1145億1500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由の買越額は20億9800万元。深セン経由は6億9200万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に続落。中国の政府活動報告で、今年の経済成長率の目標を6~6.5%に引き下げたことを受け、中国関連銘柄が売られた。また、中国と完璧な貿易交渉ができなければ、トランプ大統領は受け入れないとポンペオ国務長官が発言。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。その後は高値警戒感から上値は重く、前日終値付近での小動きに終始。ハンセン指数は終値で約8カ月半ぶりに2万9000ポイントを回復した。メインボードの売買代金は11日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約15%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、九龍倉置業地産(01997.HK)が反発し、上昇率1位の6.32%高。前日の前引け後に発表した18年12月本決算について、大手投資銀行から好評価が相次いだことから、買いが集まった。スマートフォン部品の関連株が大幅高。瑞声科技(02018.HK)が上昇率4位の3.83%高、舜宇光学科技(02382.HK)が2.78%高だった。米アップルのサプライヤーである米コーニングが、折りたたみスマートフォン向けのガラスを研究していると報道されたことが、買い材料視された。

 自動車株が強く、吉利汽車(00175.HK)が2.72%高。政府活動報告で発表された増値税(付加価値税)の減税の恩恵を自動車業界が受けると大手投資銀行が指摘したことから、買いが集まった。本土系不動産株が続伸し、華潤置地(01109.HK)が2.82%高、碧桂園控股(02007.HK)が1.42%高だった。

 一方、中国聯通(00762.HK)が下落率1位の2.34%安。政府活動報告で、携帯の通信料金を20%以上引き下げると言及されたことが嫌気された。華潤電力控股(00836.HK)が下落率2位の1.49%安。事業者向けの電力料金をさらに10%引き下げると政府活動報告で触れられたことが売り材料視された。 その他の銘柄では中国鉄塔(00788.HK)が反発し、2.19%高。現地証券会社が投資判断は引き下げたものの、目標株価を大幅に引き上げたことが好感された。(投資調査部・関)
 
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