内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【3月4日の中国本土市場】

2019.03.04 17:34

 主要指数はいずれも上昇。上海市場はそろって続伸し、上海総合指数が前営業日比1.12%高の3027.57ポイント、B株指数が1.26%高の304.89ポイント。深セン市場は3日続伸し、深セン成分指数が2.36%高の9384.41ポイント、B株指数が1.40%高の1008.46ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約6割増加し、概算で1兆466億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は5日ぶりに売り越しに転じ、売越額は5億8400万元。一方、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は45億6400万元の買い越しとなった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米中通商合意への期待や全国人民代表大会(全人代)をめぐる政策期待から、上海総合指数は始値を3000ポイントの大台に乗せた。中国証券監督管理委員会(CSRC)が1日に、ハイテク・イノベーション型企業向け株式市場「科創板」の上場届出制と監督管理に関する試行規則を発表したことも追い風となった。前場は買い優勢で大幅高。後場の序盤で上昇率が一時3%を超えたが、香港経由の上海A株投資が売り越しに転じるとともに、徐々に上げ幅を縮めた。終値は約8カ月ぶりに3000ポイントの大台を回復。両市場の売買代金は4日ぶりに1兆元を超えた。

 上海と深センの両市場はいずれも全体の9割弱の銘柄が上昇した。なかでも中小型株の上げが大きく、中小企業板指数は2.10%高、創業板指数は3.30%高だった。上海証券取引所の「科創板」創設を受け、深セン証券取引所のトップが深セン市場も改革を検討しているとコメントしたことが好感された。一方、上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.46%高にとどまった。

 セクター別では、環境関連株が特に堅調。全人代で環境保護が重要な議題の一つとなると大手証券会社が分析したことが手がかりとなった。清新環境(002573.SZ)が6.87%高、高能時代環境(603588.SS)が6.84%高、東江環保'A'(002672.SZ)が5.37%高。また、産業用機械セクターも底堅い。三一重工(600031.SS)が7.64%高、イ柴動力'A'(000338.SZ)が6.18%高、徐工機械(000425.SZ)が4.48%高。続いては、通信機器や家電セクターが騰落率上位に並んだ。

 上海B株市場は全体の9割弱の銘柄が上昇。深センB株市場は8割半の銘柄が上昇した。(投資調査部・李)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。