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MSCI指数のA株組入比率が11月までに20%へ
2019.03.01 09:26
MSCI指数のA株の組入比率が、現在の5%から20%に引き上げられる。MSCIが3月1日に発表した情報によると、組入比率の引き上げは、2019年5月~11月に3段階に分けて実施される。第3段階が終了した後、MSCI新興市場指数には大型A株253銘柄と中型A株168銘柄(創業板の27銘柄を含む)が採用され、A株のウエートは現在の約0.7%から3.3%に拡大すると、MSCIは試算している。
組入比率の引き上げは、以下のスケジュールで実施される予定。
【1】2019年5月:中国大型A株の組入比率を現在の5%から10%に引き上げる。同時に深セン市場創業板(ChiNext)の大型A株も10%の組入比率でMSCI指数シリーズに採用する。
【2】2019年8月:大型A株の組入比率をそれまでの10%から15%に引き上げる。
【3】2019年11月:大型A株の組入比率をそれまでの15%から20%に引き上げる。同時に中型A株(創業板の適格銘柄を含む)も20%の組入比率でMSCI指数シリーズに採用する。
MSCIの発表を前に、海外資金がストック・コネクトを通じてA株市場に流入。香港証券取引所のデータによると、2月の海外資金によるA株の買越額は603億9149万元で、2019年1月に次いで史上2番目の多さだった。2月は春節(旧正月)連休の影響でストック・コネクトの日数が少なかったことから、日平均での買越額は2019年1月を大幅に上回っている。
【出所】MSCI(2019/03/01)
「上海証券報」(2019/03/01)
香港証取サイト上の公告(2019/03/01)
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