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【2月26日の香港市場】
2019.02.26 18:06
主要指数は5日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比0.64％安の2万8772.06ポイント、中国企業指数（旧H株指数）は0.74％安の1万1543.95ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ21％減少し、概算で1334億9900万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由の売越額は25億8000万元、深セン経由は400万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。対中関税の引き上げ延長を受け、米中貿易交渉の進展への期待が高まった。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。もっとも、前場の序盤でマイナスに転じると、その後は軟調に推移。後場に入ると下げ幅を広げ、安値圏で取引を終了した。メインボードの売買代金は5日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約15％だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、瑞声科技（02018.HK）が下落率1位の14.04％安。19年1－3月期決算の大幅減益見通しを発表したことが嫌気された。三大石油株が軟調。中国海洋石油（00883.HK）が1.43％安、中国石油化工（00386.HK）が0.73％安、中国石油天然気（00857.HK）が0.56％安。原油価格が高すぎるとトランプ大統領がツイートしたことにより、国際原油相場が急落した影響を受けた。不動産株が本土系・香港系ともに弱い。新世界発展（00017.HK）が下落率4位の1.67％安、新鴻基地産（00016.HK）が1.56％安、碧桂園控股（02007.HK）が1.47％安、恒基地産（00012.HK）が1.22％安だった。
一方、医薬株が強い。中国生物製薬（01177.HK）が上昇率1位の5.25％高、石薬集団（01093.HK）が同2位の2.57％高。医薬品の供給を保障すると政府高官が発言したことが買い材料視された。その他の銘柄では、本土系建設株の中国中鉄（00390.HK）が2.71％高。国家発展改革委員会が今年の固定資産投資について、改善するとの見通しを発表したことが好感された。（投資調査部・関）
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