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【2月21日の香港市場】
2019.02.21 17:52
主要指数は続伸。ハンセン指数は前日比0.40％高の2万8629.92ポイント、中国企業指数（旧H株指数）は0.68％高の1万1305.98ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ6％増加し、概算で1149億8700万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由の売越額は5億8200万元。深セン経由は9億4800万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が小幅に3日続伸。米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨の公開を受け、年内に資産圧縮を終了するとの観測が強まったものの、景気減速への懸念が重しとなった。こうしたなか、香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付いた。米中両政府が貿易問題について覚書の作成にあたっていると報道されると、交渉進展への期待から後場の序盤にかけて上昇幅を拡大。もっとも、ワシントンでの米中通商交渉を前に上値も重く、その後は利益確定売りに押され、小幅高で取引を終了した。メインボードの売買代金は3週間ぶりに1100億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11％だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株がそろって上昇し、サンズチャイナ（01928.HK）が上昇率1位の4.92％高、銀河娯楽（00027.HK）が同3位の4.11％高。粤港澳大湾区（ビッグベイエリア）の関連銘柄として買いが集まった。サムスン電子が発表した折りたたみ式スマートフォン「ギャラクシー・フォールド」に6つのカメラが搭載されていたことから、カメラモジュール・メーカーの舜宇光学科技（02382.HK）が上昇率2位の4.71％高。同業の瑞声科技（02018.HK）も連れ高し、同5位の2.70％高だった。
一方、蒙牛乳業（02319.HK）が反落し、下落率1位の3.64％安。その他の銘柄では、18年4－12月期決算で黒字転換した聯想集団（00992.HK）が11.91％高だった。（投資調査部・関）
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